21:唯「さばげー!」[sage saga]
2014/05/18(日) 21:40:50.03 ID:9mIsTwRt0
[ダメです! 当たらない! これはいつか見た光景! 凄まじいスピードで跳び回る憂!
それどころかサブマシンガンの弾丸が徐々に律先輩を追い詰める!]
律「うおおおおお!」ドンッドンッドンッドンッドンッカチッカチッ
[ああっと! 律先輩、これはっ……!]
律「くそったれ! 弾切れだ!」ザザッ
[律先輩、遂にショットガンが弾切れです! 急いで木の陰に隠れる! 絶体絶命大ピンチ
だぁー!]
憂「……律さん、ショットガン終わっちゃいましたね」ジリジリ
律(よく見てるな、くそっ……)
[憂がゆっくりと近づいて行きます……! 律先輩にはベレッタが残されているとはいえ、
勝負にならないのは明らか! どうする律先輩!]
律(この場所…… よし、あとはなるようになれだ……!)
[おや……? 律先輩が……]
律「負けた負けたー! 降参だよ、降参!」ガチャン
憂「……?」
[な、なんと律先輩! ショットガンを投げ捨て、両手を頭の後ろに回して出てきました!
これは戦意喪失か!? 勝負を放棄したのか!?]
律「いやー、まいったまいったw やっぱ憂ちゃんには敵わないよw」
憂「一体、何の真似ですか……?」ジリジリ
律「いや、だからさ、降参だって。あとは一思いに撃ってくれよw(もうちょっとだ……
あと三歩……!)」
憂「……」ピタッ
律「どうした? 早く終わらせようぜ(くそっ! 来い! あと二歩だろ!)」
憂「……落とし穴ですか」ギロッ
律(バレてら……)
憂「それとも背中のベレッタで不意討ちですか?」
律(これもバレてると……)
[ああっ! 別のカメラでアングルを切り替えてわかりました! 両手を回した頭の、その下!
背中の首に近い辺りにベレッタをガムテープで貼りつけております!]
憂「小細工を……!」ジャキッ
律(こうなりゃ……!)
[怒り心頭の憂! サブマシンガンを構えた! 律先輩、あなたはよく頑張りました!
相手が悪かったんです!]
律「そう、小細工だ。だってさ、憂ちゃん強過ぎるんだもん。私と澪が組んでメインウェポン
撃ちまくっても勝てないくらいな。でもさぁ……」
憂「……?」
律「この状況はどうなの? もうハンドガンしかない私がだよ? 憂ちゃんよりずっと弱っちい
私が両手を上げてんのにだよ? またピョンピョン飛び跳ねて、そのサブマシンガンで
バンバン撃ちまくんの? それを唯が見たらどう思うかなぁ」
憂「……!」ピクッ
律「憂ちゃんはそんな子だったのかなぁ。弱い者イジメをするように今まで唯に教えられて
きたのかなぁ」
憂「〜〜〜ッ!」プルプル
律「唯が泣くぞぉ? 今の憂ちゃんを見たら」
憂「な、なら、どうしたらいいんですかっ……!」スッ
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