過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/19(月) 22:16:50.49 ID:1rIm78CZ0

そこには、これまで彼女が見たことのないドワーフ族の文化の一端が記されていた。


鍛治や彫金、錬金に精製術と、その羊皮紙からはドワーフが高い技術を持っていたことがうかがい知れた。


どういういきさつかは知らないが、この死んだ彼には感謝しなければな、と彼女は指先まで震わせて、そう思った。



エルフ「…竈を用意して、木を切り倒して、石を集めて、そして……く、ふふ」

やれることが沢山できた。

彼女の目の前に多くの道が光に照らされて拓けたような気がした。


まず始めに、石を切り出し、粘土を集めて里の外れに自分用の窯を作った。

そうしたら薪を集めて、窯に火を入れた。
少しづつ熱に慣らしていき、釜が段々と熟していくのを、一人で静かに眺めていた。


その頃には、彼女の周りにはますます
他のエルフは近づかないようになっていた。

しかし、そんなこと一向に気にする様子はなかった。


最初にまずは陶芸を始めた。
土を捏ねて形作り、幾つも皿や陶器を作っていった。

次はガラスを作った、珪砂を含む砂を集めて溶かし、細工品を作っては砕いて、また溶かすのを繰り返した。


エルフ「…くふふ、ふっふっふ、あぁ…楽しくて仕方がない」



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