過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2014/05/26(月) 03:03:10.51 ID:Zc6RhBsU0
男「航海に出てから、はや三日あまり…ようやくこの仕事にも慣れてきたなぁ…」
エルフ「うんうん、みたいだな、感心感心」
男「……で?」
エルフ「…はい?」
男「なんだお前、これは夢か?人の夢の中に化けて出るようになったのかお前は」
エルフ「いやあ、私の体の一部を身につけることで互いの繋がりがより深くなったってことなのかな?これは」
男「まるで意識があるような喋りだな…」
エルフ「んー、最近はそのせいか右足に違和感があるような無いような…」
男「…そ、そうか…それは心配だな、俺のせいか?」
エルフ「かもな、だから責任とってたっぷり働いてこいよー!」
男「ああ、分かってるよ、この仕事を足がかりに人脈のほうを広げてだな」
エルフ「とにかく、体には気をつけて、どうにもイヤな予感がしてて…足のこととは別に」
男「え?お前そんな不穏なこと夢で言うなよ、おい!」
そうして不意に目を覚ますと、そこは他の船員たちと雑魚寝する船室だった。
男「はっ、やっぱり夢か…」
慣れないところで寝るとおかしな夢を見るものだ、そう思いながら
暗闇の中で呟く男なのだった。
エルフ「……あ、なんだ…もう目が覚めてしまったか、ちぇ」
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