153: ◆gKIVhd2ytqPb[saga]
2014/06/01(日) 16:36:25.13 ID:m+g1KPo/0
「ボクは、おじいちゃんと、一緒です、ずっと」
「幸子……」
目に涙を堪えながら、幸子ちゃんが言葉を続けます
「おじいちゃん、は、ボクの事、嫌いになりましたか?」
「そんなワケない。でもなぁ幸子、ココでずぅっとおる事は出来んぞ?」
「ワシは幸子に、もっと広い世界を見て欲しい」
「でも、ボクは……」
幸子ちゃんの言葉が、ついに嗚咽で続かなくなりました
幸子ちゃんにとって、このお屋敷が、このお爺さんが、世界の全て
そこから一歩を踏み出すのは――
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