22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/21(水) 22:54:16.20 ID:Le++7Cc10
005
後日談というか、今回のオチ。
森久保は今日もまた事務所内にいなかった。
いや、靴はあったので隠れている、と表現するのが正しいか。
「とりあえずいつもの机の下……」
「ヒャッハァ――――!!」
「うわぁっ!?」
シャウトと共に突然現れた仕事バージョンの星に圧倒され、尻餅をつく。
普段は大人しい外見と性格の星だが、仕事になるとパンクでメタルな衣装に身を包み性格も一変するのだ。
しかも事務所内だというのにメイクまでして。
「フヒッ、フヒフハハハハハハヒ!! グゥッドモォォォォォニィィィィィン!!」
「どうしたんだ星! 何があったんだ!」
「き、き、キノコは話し掛けるとよく育つとき、聞いたから……げ、元気な子に育って欲しくて……」
それって植物じゃなかったっけ……キノコって菌類だよな。
同じなのか……?
それにおかしな方向へ元気に育ちそうで怖いんだけど。
「そ、そうか……まあ、程々にな」
突っ込みすら諦めてお茶を濁し、その場を後にする。
心臓に悪いから後で説得してやめさせよう……。
ちなみに、羽川はあの後仕事だから、とすぐに去って行った。
本当に顔を見せに来ただけらしい。去り際に一言、
『阿良々木くんは変わっていなくて安心したよ』
この唐変木、と、よく分からない意図の言葉を残して行った。
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