17: ◆sfIRfxCs0o[saga]
2014/05/23(金) 11:56:18.97 ID:j6lShKBF0
穂乃果「あそこ見てよ! 弓矢が飾ってあるよ。海未ちゃんの装備にバッチリだね」パタパタ
海未「穂乃果! 物が多いですから不用意に歩き回ってはきけ──」
ガコッ!
穂乃果「──え?」
海未(床が!?)
海未「穂乃果危ない!!」
穂乃果「!!」
海未(どうにか穂乃果に手が届き……えっ?)パシン!
海未(そのまま声もなく穂乃果が落ちて、嫌な音が下から聞こえた。何かが潰れたような嫌な音が)
海未「どうして・・・」
海未(穂乃果どうして? 穂乃果どうして?)
海未(届いた筈だった手は何故か穂乃果に払われた。いや、分かってる。理解してる。あの賑やかな穂乃果が悲鳴を漏らさずに落ちたことでその意味は嫌という程理解出来てしまえる)
海未「……私の為」
海未(いくら鍛えてるとはいえ落ち始める穂乃果の体重を支えられる訳がない。あの手を穂乃果が握っていれば私も一緒に落ちていた。そして、穂乃果は私の身を安全に晒さない為に悲鳴一つあげなかった)
海未(私は見るとはなしに壁に掛けられている弓矢を見る。穂乃果の命を奪った悪魔。……私はもう何も考えられないまま泣き叫んだ)
海未(暫くして、背後に誰かの気配を感じ、そして…………)
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