過去ログ - 千早「生き死にさえパラレル」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/24(土) 15:02:16.93 ID:Kviglz0so
――月――日

 今日も千早に特に変わった様子はなかった。
 と思ったのだがテレビの、新興宗教団体の教祖が自殺したとかいうニュースを見てすごく驚いていた。
 だが、訊いてみても、どこか上の空でほとんど返事らしいものをしなかった。
 少しすると具合が悪いので早退します、と千早は言った。
 確かに、顔は真っ青だし、元より健康そうな奴でもないし、本当に具合が悪いんだと思って帰した。
 レッスンがなくなって、俺も暇になった。
 暇だー、とあくびと伸びをすると律子にそれを見つかって、書類仕事を手伝わされた。
 お前の仕事だろ、と言うと、私の仕事じゃないです、会社の仕事です、そしてあなたは会社員です、とまくしたてられた。
 しかし律子の仕事の早いこと早いこと。
 俺がやった量の倍くらいやってた。怖かった。
 仕事が終わると、手伝ってくれてありがとうございます、とまたお汁粉を買ってくれた。
 あんまり好きじゃないんだけど、やっぱり嬉しかった。


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