過去ログ - 側近「魔王を倒してください、勇者様」王様「よしわかった」
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24: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:19:54.37 ID:bbaiUUuA0
王様「よし! そうと決まれば早速行動だ! 内閣に軍隊を動かすよう伝えて。魔族相手なら議会もすぐに承認するだろうから。それと商人、少し協力してくれ」

魔法使い「おい! なんで商人だけなんだよ! 女は得だな。俺たちはお役御免か?」

王様「悪いな。粗品ぐらいはあげるよ。この私の首振り人形とか貯金箱とか……」
以下略



25: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:21:56.23 ID:bbaiUUuA0
王様「商人、国防省で支援が必要かどうか聞くんだ。必要であればそれを引き受けろ」

商人「了解!」

王様「さて、勇者としての仕事は後回し。まずは王の仕事だ」
以下略



26: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:23:38.41 ID:bbaiUUuA0
魔女「やっちまいましたね」

魔王「…………」

魔女「人間界の技術進歩を甘く見過ぎちゃいましたよ」
以下略



27: ◆.nCr.Wy1XQ[sage]
2014/05/24(土) 17:24:43.38 ID:bbaiUUuA0
>>26ミスです。
再投稿します。


28: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:25:29.06 ID:bbaiUUuA0
――1ヶ月後、魔王城――

魔女「やっちまいましたね」

魔王「…………」
以下略



29: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:27:20.27 ID:bbaiUUuA0
魔女「でもなんといってもみさいる≠ニやらです。見たこともないような速度と恐ろしい程の命中率、砦を一発で破壊する威力」

魔女「魔法ですら撃ち落とせないそれが、人間界の兵器、くちくかん≠ニかいう鉄の船やひこうき≠ニいう空を飛ぶ乗り物、地上の車などから次々と発射されるんです」

魔王「…………」
以下略



30: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:28:29.14 ID:bbaiUUuA0
魔王「まさか……500年前の魔王復活の日を寝過ごすとは思いもしなかった」

魔女「ホントですよ! 魔王様が眠ってる間、この魔界はまったく進歩しなかったんですから!」

魔王「当然だ。人間界と魔界では時の流れが違うからな。しかし、人間がこれほど早く進歩しているとは思わなんだ」
以下略



31: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:29:37.08 ID:bbaiUUuA0
魔王「この魔王が魔女の計画とやらに協力し、姫を利用して人間界の王や王子を暗殺、なんやかんやあって勇者と共闘し魔界と人間界の共存関係を作る」

魔王「そして最後に可愛らしい孫が魔法の草をたくさん食べている、という夢を見ている間に、魔界と人間界の差は大きく開いてしまった」

魔女「どっかで聞いたことあるような夢ですね。っていうか魔法の草ってなんだ?」
以下略



32: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:30:41.78 ID:bbaiUUuA0
魔王「この魔王が死ねば魔界は人間界と繋がる能力を失う。しかしそれだけだ。我は1000年後に再び蘇る。よって我が死ぬのはさほど問題ではない」

魔女(うん? どうしよう。魔王の価値が見いだせない)

魔王「だが魔族軍は違う。これ以上魔族軍の戦力を削っては、人間との戦争は継続できぬ」
以下略



33: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:32:10.33 ID:bbaiUUuA0
魔女「そりゃそうですよ! 500年も寝坊して焦ってろくに準備も下調べもせずに人間界攻めたら人間界の技術力が半端なくて魔族はフルボッコされてしかも魔王の存在価値もほとんどなかったんですから撤退命令は待ちに待った最高の命令なんです!」

魔王「反論できぬ」

魔女「それじゃあ勇者にぶった切られるまでお元気で〜」
以下略



34: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:32:50.70 ID:bbaiUUuA0
魔王「魔女よ、貴様はこの城に残れ」

魔女「イヤです」

魔王「勇者を我のもとに案内するだけだ」
以下略



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