過去ログ - 側近「魔王を倒してください、勇者様」王様「よしわかった」
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88
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◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:27:40.33 ID:Txygh2ea0
王様「……ちょっとやり過ぎじゃね?」
側近「大丈夫ですよ。魔王のHPが限りなくゼロに近くなっても、勇者である王様の攻撃でない限り魔王は死にませんから」
王様「それ、大丈夫って言うの?」
以下略
89
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:29:52.96 ID:Txygh2ea0
――アンコロモチ大聖堂前――
王様「おーい魔王、もう終わりにするぞー」
魔王「……勇者ノ味方、ニンゲンノ力、コワイ……」
以下略
90
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:30:55.87 ID:Txygh2ea0
王様「もうわかったろ。俺たち人間と魔族は憎しみあってなんかいない。そりゃ過去はそうだったかもしれないが、今はそうじゃないんだ。だから今、戦争する理由はない」
魔王「…………」
王様「ただし、それでもそっちから戦争を仕掛けてくるなら、俺ら人間は戦争を終わらせるため、思いっきりお前を潰してやる」
以下略
91
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:31:59.43 ID:Txygh2ea0
魔王「1000年後、我ガ再ビ蘇リシ時ハ、ニンゲントノ戦争ニ勝ツ」
王様「まだわかってないのか……。隊長、もう何発か爆弾を――」
隊長「爆弾だけじゃなくミサイルでもなんでも撃てますよ」
以下略
92
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:33:00.63 ID:Txygh2ea0
魔女「じゃあね、魔王様」
側近「どうぞ、勇者の剣です」
王様「おお! これって王立博物館に飾ってあるやつじゃん!」
以下略
93
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:34:10.41 ID:Txygh2ea0
王様「でも、くれぐれも戦争はダメだ!」
魔王「…………」
王様「また戦争を始めたら、次も容赦なくお前をぶっ潰す」
以下略
94
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:36:16.89 ID:Txygh2ea0
側近「終わりましたね。レベル1の王様のいいとこ取りで」
王様「余計な言葉を入れるな」
側近「でも事実です」
以下略
95
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:41:03.20 ID:Txygh2ea0
側近「まあ、それもそうですね。しかしこうなると、1000年後にまた魔王が蘇ったときの対応を、今のうちに考えておいた方が良いかもしれません」
隊長「今回の戦争は多くの人間の記憶にも、画像にも、映像にも残されています。1500年前とは状況が違いますから、なんとかなるでしょう」
王様「隊長の言う通りだ。今回の件は勇者伝説≠ネんて伝説じゃなく、事実として未来に受け継がれていくだろうさ」
以下略
96
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:42:20.08 ID:Txygh2ea0
側近「でも、勇者の子孫や魔族撃退のマニュアルは必要ですね。それを作るのは私たちの仕事ですが」
王様「私も手伝ってやるよ」
側近「いえ結構です。王様がかかわるといろいろ手続きが面倒になるので」
以下略
97
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:43:30.18 ID:Txygh2ea0
魔王は勇者である王様(ほとんど軍隊のおかげ)によって倒された。
魔界は魔女の統治するところとなり、人間界と講和条約を結んだ。
講和条約によって、魔界の多くの資源や魔法に関する知識が王国にもたらされた。
以下略
98
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:44:25.43 ID:Txygh2ea0
――それから1300年後、人間界――
以下略
99
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:46:18.90 ID:Txygh2ea0
元首「まさか300年遅れ、私の代で魔王が蘇るとは……」
補佐官「しかし元首さま、大昔の王の伝承通りです。300年遅れているのは、おそらく魔王の寝坊のせいでしょう」
元首「そうだろうな……はぁ……」
以下略
100
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:47:22.25 ID:Txygh2ea0
――魔界――
魔王「1300年前の恨み、晴らしてくれる!」
魔女の子孫「ねえ魔王様、大叔母様は人間界に攻め込んじゃいけないって言ってたよ」
以下略
101
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:48:34.82 ID:Txygh2ea0
魔王「勇者の子孫よ、人間よ、今度こそ我の力を恐れるがよい!」
ドラゴン《高精度レーダーに膨大な熱量を感知! 場所は……宇宙です! 魔王城からの距離は50000キロメートル!》
魔女の子孫「そういや人間界の下調べしてないけど、大丈夫かなあ?」
以下略
102
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:49:59.27 ID:Txygh2ea0
魔王「ナンダ、今ノ光ハ? 一瞬デ……」
魔女の子孫「一発で……魔王様が最終形態まで追いつめられてる!」
魔王「ニンゲン、今度ハ何ヲ……」
以下略
103
:
◆.nCr.Wy1XQ
[saga]
2014/05/25(日) 13:50:54.75 ID:Txygh2ea0
ドラゴン《さらに膨大な熱量を感知! 先ほどの攻撃と同じです!》
魔女の子孫「あ〜あ、ダメだこりゃ」
魔王「ニンゲン……コワイ……」
以下略
104
:
◆.nCr.Wy1XQ
[sage]
2014/05/25(日) 13:53:08.81 ID:Txygh2ea0
最後まで読んでくださった方がいるのかわかりませんが、少し読んでくださっただけでも幸いです。
ありがとうございました!
105
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2014/05/25(日) 16:43:04.51 ID:v5hmGFIY0
乙です。
面白かった、そりゃ1000年以上経ってりゃそうなるわ。
106
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2014/05/25(日) 16:44:13.49 ID:mqnWpCe5o
乙
テンポ良くて見やすかった
107
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/26(月) 20:52:41.34 ID:liSUuIMx0
腹抱えるほど笑わせてもらったわ
良SSをありがとう
108
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2014/05/27(火) 00:04:45.67 ID:owq7R6KA0
乙
最後まで側近の性別が分からなかったぜ。
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