過去ログ - [安価]グランベリア「いざ、もんむす・くえすと!」クラリス「3だよ♪」[コンマ有]
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879:大阪|・ω・)< ◆SWDJ6GNaZmX9[saga]
2014/06/23(月) 01:25:14.57 ID:AsPfYibk0

スフィンクス「……ではさらばだ、人の子達よ」

       「あの方のように、いついかなる時も気高くあれ」


そう言い残して、スフィンクスは消えてしまった。


サラ「……千年経ってもベタ惚れじゃない」

   「そんなにすごかったのかぁ、おじい様のおじい様の何代も前のおじい様って」

ルカ「ああ、そうだったみたいだね……」


色々と、考えさせられる話だった。

そして、いちおうサバサの姫様も無事だったのだ。


ルカ「……結局、無駄足だったんだな」

   「そもそも姫様、さらわれたわけじゃなかったなんて……」

サラ「無駄足って事はないわよ」

   「悔しいけど、あんたがいないとここまで来られなかったし」

   「……だから、ありがとね」

ルカ「確かに、これで良かったのかもね……」


サラは眼を細め、手の甲の刻印を眺めた。

それはすっかり薄くなっているが、確かにそこに刻まれているのだ。


サラ「待っててね、グランベリア様……」

   「すぐに会いに行くんだから……」

ルカ「会いに行くって……魔王城に?」

サラ「さすがに魔の大陸にまでは行けないから、お出かけされている時を狙うわ」

   「少し前に、イリアスベルクにいらっしゃったそうだから……」

   「また、どこかの町にお顔を見せるかも」

   「ああ、サバサ城にいらっしゃらないかしら……」

ルカ「……………」


あいつが来たら、たちまち陥落させられるぞ。


ルカ「……ともかく、ここを出よう」

   「もうピラミッドに用はないしね」

サラ「そうね……エスコートはよろしくね、勇者くん」


そう言えば、サラはお姫様なんだよな……

勇者がお姫様を助け出したっていうシチュエーションなんだよな……

なんだか想像と違う、違いすぎる……

複雑な気持ちを抱きながらも、僕達はピラミッドを出たのだった。

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