過去ログ - School Daysより「鮮血の結末」…その後
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:01:43.78 ID:hw6FVUlU0



冬も終わり、春が訪れ、緑が生い茂る季節。

以下略



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:02:29.25 ID:hw6FVUlU0
そして、二人は、そろって首元にスカーフを巻いていた。

縫合手術の痕が残っており、それを隠すためだ。

おそらく、この傷痕は、一生残るだろう。
以下略



78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:04:24.04 ID:hw6FVUlU0
今回の事件を受け、学園内にも警察の取り調べが入っており、

乱れた風紀の改善や、いじめの廃絶が義務づけられた。

これを受け、学祭での休憩所の伝統も発覚し、次年度以降、完全廃止となった。
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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:06:34.25 ID:hw6FVUlU0
一部の保護者からは、なぜ桂言葉を復学させたのかという非難も上がったが、

事件前の言葉の人間関係に関する情報も既に周知となっており、

むしろ言葉をかばう声が強く、退学を強要する動きにはならなかった。
以下略



80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:07:05.68 ID:hw6FVUlU0
さらに…本来、この二人の間にいたはずの誠も、今、この学園にいない。

といっても、退学したのではなく、留学のための休学中なのである。


81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:08:34.97 ID:hw6FVUlU0
誠は、世界と言葉の入院中、見舞いに行くことを刹那から禁じられ、

ただ学園に通い続ける日々だったが、世界も言葉もいない学園生活は、

既に彼にとって、ただ空虚でしかなかった。
以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:09:22.47 ID:hw6FVUlU0
日夜のバイトで、短期間で旅費を貯め、独学で簡単なフランス語も勉強した上で、

刹那親子にパリへの同行を願い出たのだった。

刹那たちも、世界と言葉が退院したら戻るつもりだったので、
以下略



83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:10:20.49 ID:hw6FVUlU0



「やっぱり、世界さんのサンドイッチ、おいしいです」

以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:11:12.38 ID:hw6FVUlU0
「もうすぐで、2年生になりますね」

「そうだよねー。勉強、難しくなるんだろうなぁ…はぁ」

「大丈夫ですよ。一緒に勉強しましょう」
以下略



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 23:12:08.80 ID:hw6FVUlU0
「そうだ、今日は言葉に見せたい物があって」

「え、なんですか?」

そう言って世界が取り出したのは、一通のエアメールだった。
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