過去ログ - 実験動物は生を望む夢を見るか? とあるミサカの追憶夢想
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/27(火) 22:34:16.99 ID:7gESCjNj0

『彼女』もそう思っていたのでょう。


少女趣味を通り越し、幼児趣味と言えるような、カエルのバッジ。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/27(火) 22:35:23.84 ID:7gESCjNj0

月が昇れば太陽が沈むように――実験は始まります。

そして、『彼女』はそれを受け入れます。泣くこともせず、叫ぶこともせず。ただ『お姉様』に別れを告げて。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/27(火) 22:36:25.52 ID:7gESCjNj0

けれど――『彼女』は違いました。

足を千切られ、身体を痛めつけられ、すでに『死』への運命は誰の目から見ても抗えないものであると理解出来た筈の、『彼女』の、最後の行動。

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/27(火) 22:37:48.17 ID:7gESCjNj0

お姉様のくれたバッジに手が届いた時、そしてそれを胸に抱きしめ瞳を瞑ったあの瞬間――彼女の心にあったのは限りなく満たされた気持ちでした。

その気持ちが、紛れも無くお姉様への愛だと理解した時、そして、次の瞬間、『彼女』の身体が直視出来ない程に潰され――『死んだ』時、ミサカの胸には巨大な穴が空いたようでした。

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/27(火) 22:38:55.17 ID:7gESCjNj0


『死』とはこれほどまでに悲しく、酷い者なのだと。

ただの一度も言葉を交えたことの無い、20000居る妹達の中での一人と一人。しかしその瞬間、ミサカにとって、それは最愛の親友を失くしたかのように、胸を抉られる想いだったのです。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/27(火) 22:40:50.11 ID:7gESCjNj0

今回はここまでです。
基本的には19090号視点で話を進ませて行きます。


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/27(火) 22:45:50.56 ID:7gESCjNj0
注記として、布束さんから感情データがインストールされたのは美琴が実験を目撃した後の話ですが、19090号はそれを刻まれた記憶の中で追憶しているものと受け取って下さい。分かりにくくて申し訳ないです。


24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/27(火) 22:53:44.79 ID:ddpBBJIo0
乙乙
こういうのって珍しいから期待する


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/27(火) 22:54:33.76 ID:bfo83V470
これはいい妹達SSですね



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/28(水) 00:25:30.03 ID:DNXS4wgm0
タイトルはフィリップkディックのパロか


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/30(金) 23:16:02.78 ID:RTZzeZYG0
>>24
>>25

ありがとうございます、よろしければ最後までお付き合い下さい。

以下略



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