過去ログ - 実験動物は生を望む夢を見るか? とあるミサカの追憶夢想
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/27(火) 22:53:44.79 ID:ddpBBJIo0
乙乙
こういうのって珍しいから期待する


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/27(火) 22:54:33.76 ID:bfo83V470
これはいい妹達SSですね



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/28(水) 00:25:30.03 ID:DNXS4wgm0
タイトルはフィリップkディックのパロか


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/30(金) 23:16:02.78 ID:RTZzeZYG0
>>24
>>25

ありがとうございます、よろしければ最後までお付き合い下さい。

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/30(金) 23:16:57.76 ID:RTZzeZYG0

ミサカの心に刻まれた幾千の死。

それを今更追憶することに……意味などあるのでしょうか。
見いだせないまま、ミサカの頭は過去から少しずつ目覚めて行きます。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/30(金) 23:17:43.86 ID:RTZzeZYG0

この日、遂に恐れていたことが起こりました。
お姉様が、実験の存在を知ってしまったのです。

ミサカたちの存在を知られた時点である程度の覚悟は出来ていましたが、まさかこんなにも早く真実に辿り着くとは。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/30(金) 23:18:20.41 ID:RTZzeZYG0

そして、ミサカの予想通り、お姉様は彼に戦いを挑みました。
その時のミサカは、まだ「恐怖」と言う感情を知らない、正常な個体でしたから、頭にあったのは、ただ「実験に支障を来す行為は阻止しなければならない」と言うことだけでした。
しかし、今思えば、それは唯一ミサカが生まれながらに感謝すべき、与えられた思考でした。

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/30(金) 23:18:49.66 ID:RTZzeZYG0

電撃の槍。磁力の鉄柱。砂鉄の剣。そして、お姉様の通り名である『超電磁砲』。
その全てを悉く退けた彼が不気味な笑みを浮かべ、お姉様へ一歩踏み出したあの時。

思い出すだけで、身体中に寒気が走ります。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/30(金) 23:19:23.57 ID:RTZzeZYG0

お姉様と言葉を交えてから、僅かな間に、ネットワークは少しずつしかし急激に変化していきました。
街中の景色を楽しみ、道行く人の観察に心躍り、新たな経験を詰むたびに、ネットワークには次々と一輪の花が咲くような感覚が灯りました。
ひょっとしたら、ミサカたちは今、実験動物から人のそれへと変わっているのでは――。
ミサカは思いました。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/30(金) 23:19:56.07 ID:RTZzeZYG0


――やめてっ……。やめてよ。

――その声で、
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/30(金) 23:20:54.28 ID:RTZzeZYG0

それは苛立の中生まれてしまった、反射のようなものだったのでしょう。決して、本心ではない。それは分かります。
けれど生まれ始めたミサカたちの感情を殺し、ミサカの心を引き裂くには、十分すぎる言葉でした。ですが何よりも、ミサカは自分が許せませんでした。

実験動物であるミサカは、何も分かっていませんでした。
以下略



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