過去ログ - ことり「ねえ、海未ちゃん。穂乃果ちゃん。ことりたち、ずーっと友達で居ようね」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/30(金) 01:47:48.66 ID:Yg/v9WmP0
!?


52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 01:49:28.01 ID:ckAOyNdZO
「……真姫ちゃん、気付いてたんだ」

「花陽や絵里のあなたを見る表情で、嫌でも気付くわよ。どうせ、ことりが唆したんでしょ?」

唆したなんて言い方されちゃうと、流石に傷付くな、なんて。真姫ちゃんを見て、笑いながらそう答えます。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 01:51:22.05 ID:ckAOyNdZO
三十秒? 一分?

どれくらいそうしていたかは分からないけど、唇を離せば、そこには顔を真っ赤にした真姫ちゃん。

私を強く睨みつけて、こんなことじゃ誤魔化されないわ! と強がります。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 01:53:31.11 ID:ckAOyNdZO
「……ことりが、逃げてる?」

おうむ返しにそう呟くと、しかめ面で真姫ちゃんは続けます。

「そう。だって、ことりが私と、その、している時、あなたは私を見ていない。私を通して、他の誰かを見ているじゃない。それが穂乃果なのか、海未なのかは、私には分からないけど」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 01:56:02.35 ID:ckAOyNdZO
「そういう風に自分を騙して、どうにか別の人で淋しさを紛らわせようとして。そうやって……私も、穂乃果も海未も、他の子だって、勿論あなた自身だって傷付けて!」

今にも泣きそうな真姫ちゃん。それは、ことりが誘いを断った時の海未ちゃんと穂乃果ちゃんの表情に似ていて。

ねえ、辞めて。そんな顔を、しないで。
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 01:58:41.63 ID:ckAOyNdZO
「ねえ、ことり、私、ことりが好き」

ことりの胸の中でそう呟きながら、真姫ちゃんは背中に回した腕で、より強くことりを抱き締めてきます。

ああ、今までなあなあの関係で済ませていたのに。そんなにストレートに言われちゃったら、それに答えないワケにはいかなくなっちゃうよ。
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 02:03:58.81 ID:ckAOyNdZO
ことりはその時にようやく、自分が海未ちゃんと穂乃果ちゃんから逃げていたことに気付きました。

そして、自分が犯した罪の重さを改めて認識したんです。

ことりは、自分勝手な行動で多くの人を傷付けていた。
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 02:06:05.59 ID:ckAOyNdZO
「真姫ちゃん、私、行ってくるよ」

決意を胸に、真姫ちゃんにそう告げると、目を真っ赤にした真姫ちゃんが小さく頷きます。

でもその前に、一つだけ聞いておきたい、気になること。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 02:14:05.34 ID:ckAOyNdZO
「前に留学するって言った時も、皆に気を遣って言い出せなかったじゃない。今回だって、同じことでしょ? 穂乃果と海未に気を遣って、自分の言いたいことをを言えなくなってる。そうやって、自分だけ我慢すれば良いと思ってるのよ」

「そう、なのかな……」

「そんなことりのこと、何だか、放っておけなくて」
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/30(金) 02:17:12.88 ID:ckAOyNdZO
胸が軽くて、今なら何でも出来る気がして。

はやる気持ちを押さえて、小走りで穂乃果ちゃんと海未ちゃんの後を追い掛けます。

後輩に勇気を貰って、やっと二人に追い付ける。伝えなきゃ、この気持ちを。言わなきゃ、後悔しないように。口に出さなきゃ分からないことだって、あるんだ。
以下略



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