過去ログ - 八幡「そして、それぞれの好感度は上がり続け、周りは最高に修羅場っている」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/28(水) 15:51:19.39 ID:g39JPQO8o
青春。
漢字にしてわずか二文字ながら、その言葉は人の胸を激しく揺さぶる。
世に出た大人たちには甘やかな痛みや郷愁を、うら若き乙女には永久の憧れを、そして、俺のような人間には強い嫉妬と暗い憎悪を抱かせる。
しかしそれは、裏を返せばただ憧れていただけだ。
友達や恋人と笑い合う彼らを見て、自分もそうでありたかったとどこかで思っていたのだろう。
だがしかし、学校からの帰路で拾った、『絶対にリア充になれる方法〜これで君もリアルが充実〜』という店で買ったならば赤面必至の本を読んで、その通りに行動してしまったのは今思うとあのときの俺は狂っていたとしか思えない。
とにかく、その本に書いてある通りに行動した結果が以下の通りだ。
雪ノ下雪乃と遊園地に行った。
由比ヶ浜結衣の家で料理の特訓をした。
川崎沙紀の家で勉強をした。
雪ノ下陽乃と日帰り旅行に行った。
平塚静の家にご飯を作りに行った。
鶴見留美と俺の家でアニメを観た。
三浦優美子とカラオケに行った。
海老名姫菜とイベントに参加した。
相模南と水族館に行った。
城廻めぐりの家で勉強を教えてもらった。
一色いろはとプールに行った。
ラブコメなど無縁だった俺がこんなにも複数の女性と出掛けたりするほどに親密になったのは良いことなのだろう。
それでも間違っていたのだ。
あの本に書いてある通りに行動すべきではなかった。
せめてたった一人だけと親密になればこんな事態にはならなかった。
結論を言おう。

誰か助けて。

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