過去ログ - ホワイトアルバム2 『誕生日プレゼント〜夢想』(冬馬かずさ誕生日記念)
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黒猫
[saga]
2014/05/28(水) 17:00:54.61 ID:cUYhiBLx0
かずさ「だって、春希が見たそうにしていたから。」
春希「まあ、それは認める。」
かずさ「正直でよろしい。そういうところが、かわいいな。
でもさ、いつも体の隅々まで見てるだろ?」
俺に鞄を押しつけ、数歩俺の前まで踊り出ると、華麗なターンを披露する。
からかうように体を回転させ、俺に体を見せつけてくる。
風にのって鼻をくすぐるかずさの香りが、いっそう俺の体温を上昇させた。
ふわりと舞ったスカートから除く陶器のような脚に目を奪われてしまう。
俺の視線の先を素早く察知したかずさは、俺の腕に再び腕をからませ、
耳元に甘い誘惑をささやいてきた。
かずさ「見てるだけでいいのか?」
春希「だから、朝から誘惑するのだけはやめてくれ。」
かずさ「そうなのか?」
本気で心外だという顔を見せるかずさは、どこまで本気なんだろうか?
どこで覚えてきたのかわからないけど、
実際使う人がいるのかわからない台詞を言い放つ。
かずさ「でもさ、春希。春希の言葉を信じればいいのか、それとも、
春希の体を信じればいいのかわからないなぁ。」
春希「あぁっ、もう! 本当にやめてくれ。ここは公共の道なんだぞ。」
みごとにかずさの術中にはまり、体が反応してしまう。
だから、それを隠すためについ声が大きくなってしまった。
さすがにやりすぎたと思ったかずさは、耳としっぽが垂れ下がり、しょんぼりしている。
かずさの歩く速度が遅くなるにつれ、俺の腕に絡まった腕も徐々にずり下がる。
ついには手が離れそうになったところでかずさの手を掴む。
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