過去ログ - 俺「SSの書き方とかよく分かんないけど皆のアドバイス貰えばなんとかなるだろ」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/29(木) 17:49:49.75 ID:3PKSRkxBo
 
妹「お兄様、まだまだアドバイスは続きますわよ」

俺「うへー」

妹「その手紙を開いてくださいまし」

俺「なんだなんだ」 ガサゴソ

>>45『同じ語尾を連続で使わないことだぞ』
>>55『同じ言葉を使いすぎないこと』
>>59『同じ終わり言葉で済ませない』

俺「何この怒涛の語尾フェチ」

妹「それぐらい大事なことなのですわ」

俺「語尾なんて誰も気にしてないって」

妹「いえいえ、文章の全体のテンポや空気にかかわるのですわ。 ちょっと次の文章を読んでくださいまし」

───

男は目覚まし時計で起きた。
時計は7時だった。
男は大きく伸びをした。
目をこすりながらベッドを降りた。
ふと、違和感に気付き動きを止めた。
男は頭を掻いた。
今日は土曜日で休日だった。

───

妹「どう思いました?」

俺「休日の前夜は目覚まし時計を切っとこう」

妹「……」

俺「た。た。た。た。って何か変。 小説っていうより報告書とかを読んでるみたい」

妹「その通りですわね。 これが、語尾が文全体の雰囲気にかかわる、ってことですわ」

妹「人間は声に出さなくても、頭の中で文章を読んで、音として認識しています」

妹「音とは即ちリズム。 そのリズム感に大きく関係してくるのが、文章の語尾なのですわ」

俺「えー、リズムってそんなに大事?」

妹「文学とリズムは切っても切り離せませんわ。 五七五のリズムで趣を演出する俳句。 押韻により流麗な表現を奏でる漢詩」

妹「人は古来からリズムとテンポを意識しながら文学を紡いできたのですわ」

妹「小説、記事、キャッチコピー……物書きは皆、句読点の一つ、語尾の一文字に神経をすり減らして、読者を震わすリズムを模索しているのです」

俺「んなこと言っても妹ちゃんプロじゃないから分かんないでしょ」

妹「そう偉い人が言ってたのです!!! とにかく語尾を同じ調子ばかりにしてしまうと、文全体が間延びしてダレてしまうのです!!」
 


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