過去ログ - 絵里「希と付き合うことになったけど、やだもうお家かえる」
1- 20
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/29(木) 22:27:13.97 ID:d9oKBQfV0
次の日――


ことりが転がるように部室に入って来た。その場にいた私と海未は何事かと首を傾げる。

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/29(木) 22:47:22.32 ID:d9oKBQfV0
滅多に家に帰らないというのに、なぜ今回は理事長の話に応じたのだろう。そもそも、理事長は何と言って父親を呼び出したのだろうか。疑問はすぐに解決した。

「希がね、スクールアイドルをしているというのは、弟から聞いていました。進路にも大きく関わってくるので今回の件、非常に私としても困るんです」

「どういうことですか?」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/29(木) 23:15:26.83 ID:d9oKBQfV0
「ですが、実際にこうやってここに来る時間はありますよね? 交代で見ることはできないんですか? 希は、家族で見るべきだと言っていましたが」

海未はちらりと私を見た。少し、震えていた。

「希がそんなことを?」
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/29(木) 23:32:12.62 ID:d9oKBQfV0
海未もこちらを見る。内心はらはらしているに違いない。

「それは困るな。いや私ではなく、希がなんですがね。君たちもそんなことをすれば、名に傷が残るでしょう」

「そんなことは些細なことなんです。私たちは、希が本当にやりたいことをさせてあげたい。だから、無理に戻してもらう必要はありません」
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/29(木) 23:39:09.10 ID:FqJj6jdJ0
アホだって希父が言ったのか?

部長(ロリ体型)リーダー(饅頭)時期リーダー(猫)に向かって!


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/29(木) 23:51:10.99 ID:d9oKBQfV0
「な、なんですか? 君たちも、μ'sのメンバーなんですか?」

父親は面食らっていた。どかどかと、残りのメンツが蟻の子のように入ってくる。

「希は、家族がいいって言ってるのに、どうして分かってやんないのよ」
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/30(金) 00:06:08.45 ID:/8VZOX7B0
「……そんな、そんな風に言われたのは初めてですよ……はは」

父親は、少し疲れた表情を見せた。

「確かに、臆病風に吹かれて……妻に会わなくなりました。いつの間にか、自分のことばかり考えていましたよ。まさか、女子高生にそれを指摘されるなんてね……情けない」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/30(金) 00:18:02.99 ID:/8VZOX7B0
私は他のメンバーの推薦もあり、希の父親と一緒にまたあの病室の前にいた。
病室をノックする。

「はい?」

以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/30(金) 00:30:41.87 ID:/8VZOX7B0
希は袋を取り落としそうになって、慌てて掴む。

「希……お父さん、これからは一緒に看病するから、普通に学校に行きなさい。今の時期は特に、練習で忙しいだろう」

「それは、お父さんもでしょ……?」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/30(金) 00:40:42.27 ID:/8VZOX7B0
私は希の腕を掴む。

「あなたのやりたいこと、聞かせて希」

「こらこら、静かにって言ったよね」
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/30(金) 00:43:05.94 ID:KMqBquNr0
えりちは絢瀬なんやで


147Res/74.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice