過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/06/19(木) 18:07:11.81 ID:62wq7byL0
箸を置き、胸のあたりで両手を合わせてもじもじしていたが、
俺の返事を聞くと、まっすぐ俺を見て要件を伝えてくる。
由比ヶ浜「昨日から、ゆきのん実家に戻ってるでしょ。
ヒッキーは食事どうしてるのかなって思って。」
俺の顔のちょっとした変化さえ見逃すまいと、じっと見つめてくる。
そんなに見つめられてしまうと照れしまうものだが、
場所が場所だけに、周囲からの視線の方が気になってしまった。
八幡「食事って? 今日から弁当ないから、こうして学食で食ってるだろ。」
由比ヶ浜「それは見ればわかるよ。じゃあさ、朝とか夜はどうしてるの?」
八幡「朝は、パンとかサラダを適当に食べるくらいかな。
ま、そのくらいはできる。」
由比ヶ浜「サラダって、いばっていうほどの料理じゃないし。」
八幡「そうだけどよ。朝は色々忙しいんだよ。それに、それくらいで十分だ。」
由比ヶ浜「そうだけどさぁ・・・・。じゃあ、夜は?」
八幡「夜? 昨日はラーメン食べに行ったな。」
どうも今日の由比ヶ浜はくいついてくる。
その理由も分かっているけど、だからといって、邪険にはできない。
だから、いつものように、のらりくらりとかわすしかない。
由比ヶ浜「今夜は?」
八幡「今夜? まだ決めてねぇけど。」
しかし、今日の由比ヶ浜のくいつきは、想定以上だった。
由比ヶ浜「決まってないんなら、作ってあげようか?」
八幡「いや、それは悪いだろ。」
由比ヶ浜「そんなのぜんぜん。それにヒッキー、さっきさ、
私が料理上達したか見てくれるっていたじゃない。
食べさせてくれって言ってくれたよね?」
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