過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/06/19(木) 18:06:26.85 ID:62wq7byL0
由比ヶ浜「ん?」
箸をくわえるのは、やめなさい。
ちょっと、かなりかわいい仕草だけど、雪乃がいたら説教ものだぞ。
そんな心配事などつゆ知らず、由比ヶ浜は俺の質問に答えた。
由比ヶ浜「なんか独り寂しく食べているヒッキー見つけちゃったから
一緒に食べようかなって。
食券買ってるとき席を見まわしていたら、ヒッキー独りなのに
目立ってるんだもん。
だから、皆に断って、こっちきちゃった。」
八幡「あぁ? そんなに目立ってたか?」
由比ヶ浜「そうだよ。」
笑いながら話す由比ヶ浜を見て、俺はどんな顔をしているのだろうか。
俺は知っている。
由比ヶ浜は、俺を見つけたからここに来たわけではないって知っている。
由比ヶ浜といつもつるんでいる連中は、俺が学食に来る途中に外にでも
食べに行こうとしてるのか、こことは逆方向に歩いていっている。
だから、由比ヶ浜がここに来るには、最初から俺に会う意思を持ってなければ
出会うことなんてできやしないんだ。
だからといって、俺はそれを指摘しない。
指摘できない。
あぁ、なんでこんな話題ふっちまったのかな。
と、俺が選択ミスを嘆いていると、由比ヶ浜は自分から別の話題を振ってくれた。
俺は嬉々としてそれに乗っかろうとしたが、それも間違いだったって後で気がつく。
由比ヶ浜「あのね、ヒッキー。」
八幡「ん? どうした?」
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