過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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491:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2014/11/27(木) 17:29:23.79 ID:yqOLm6oL0


第27章










7月10日 火曜日









激動の週末を過ごし、疲れと興奮が収まらない中、月曜を迎える。

週の始まりといえば、かったるくて、その日から週末までを指折り数えだす日と

決まっていた。

一週間前の俺だったら同じようにカウントダウンを開始していただろう。

しかし、この週の月曜日だけは特別であった。

そわそわして落ち着かない。

目覚ましよりも早く起床すると、すでに雪乃は目を覚ましている。

なにをしているわけもなく、俺の頭をゆっくりと撫でて愛でているだけだが、

やっと平穏な日常を取り戻したことを実感させてくれた。

俺達は平穏な大学生活を取り戻し、いつものように大学に通う。

以前と同じ日常もあれば、変化した日常もある。

日常は、俺達が気がつかないうちに毎日緩やかに変化していく。

劇的に変化することなんて稀だ。

先の騒動で大きな変化をもたらすとは考えてはいない。

ストーカー騒動の前に戻っただけ。

仮に変化があったとしても、それは俺が気がつかないうちにゆっくりとゆっくりと

変化を繰り返して、やっと芽が出て、俺が気がつく状況まで変化したにすぎない。

ストーカー問題は解決されたから、もう陽乃さんを送り迎えをする必要はない。

これから新たなストーカーも現れる懸念も捨てきれないが、当分は大丈夫なはず。

ただ、危険は過ぎ去りはしたが、陽乃さんの送り迎えは続いている。

陽乃さんの強い要望によって。

雪ノ下家から車を預かっている身としては断れないし、

たいした遠回りでもないので、これからも続くと思われる。

雪乃は、話を聞いた直後はふくれっ面であった。抗議もしようとしたが、

いかんせ実家での事なので、強くもいえず、あっというまに決定事項となってしまった。

もちろんマンションにもどってから散々俺に対して文句を言っている。

それは彼氏としては受け止めたが、陽乃さんも姉妹の仲を深めたいんじゃないかって

思えてもいる。




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