過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
↓
1-
覧
板
20
511
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/12/04(木) 17:32:29.58 ID:XYU0qp7F0
八幡が寝返りをうつ。この時ばかりは、背徳感というよりも罪悪感が優先されていた。
猫のように物音を立てずに身を浮かせると、ふわりとその場を離れる。
二メートルくらい八幡から距離をとると、まさしく猫のごとく警戒した。
両手を前に伸ばして、しっかりと両手両足で床を掴む。
身を低くして様子を伺っていると、どうやら今回も寝返りだけですんだみたいだった。
警戒感が少しずつ解けていく私は、前方でしっかりと床を掴んでいる両手の方へと
体重を移していく。
そして、両手両足を器用に使ってペタペタと再び八幡の元へと戻っていった。
なんで私がこそこそとしないといけないのかしら?
でも、このスリル、悪くはないわね。
そう妖艶に頬笑みを浮かべると、もう一度キスをしようと顔を近づけようとする。
今度は口にしようかしら?
もう、起こさないといけないのだし、キスで起こすのもいいわね。
しかし、すぐさまそれは断念しなければならなかった。。
この角度からではキスができない。
八幡が寝返りを打ったせいで、キスをすることができなかった。
どうしようかしら?
私は、ローテーブルに両腕をのせて顔をうずめると、じぃっと八幡を見つめながら
考えを巡らせていく。
ほんとう、気持ちよさそうに寝ているわね。
効率が悪くなるからって、徹夜はしないっていってたのに、
期日に間に合わせる為に、相当無理をしていたわね。
私は、無意識のうちに手を伸ばして、八幡の髪を撫でていた。
慣れ親しんだ柔らかい感触が手と溶け合ってゆく。
指先と絡み合う髪がすり抜けていくのを、何度も何度も堪能する。
私が隣にいるっていうのに、なんで寝ているのよ。
いつしか私の瞼も重くなってゆく。
きっと幸せそうに寝ている八幡を見ているせいね。
でも、このまま寝てしまうと、ちょっと寒いかもしれないわね。
私は、八幡の体に身を寄せて暖をとると、睡魔に身を任せることにした。
私が目を覚ますと、すっかりと日は暮れて、西日が差しこんできていた。
ぬくぬくと身をくるむ温かさが気持ちいい。
それもそのはず。八幡という暖房器具だけでなく、タオルケットまでかけられていた。
八幡の肩を借りたまま、寝てしまったのね。
でも、タオルケット?
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/1496.81 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている ) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1401353149/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice