過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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529:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2014/12/11(木) 09:37:36.75 ID:6V9OUwvH0

雪乃「駄目よ、八幡。由比ヶ浜さんは、燃えるごみには出さないわ」

結衣「ゆきのん」



雪乃の援護に、由比ヶ浜は最後の力を振り絞ってひょこりと顔を上げる。



雪乃「だって、ゴミ袋に入らないじゃない。指定のごみ袋に入らないゴミは

   捨てられない決まりよ」

八幡「そうだったな。だったら、粗大ごみか?

   持ち込みしたら安くならねぇかな」

雪乃「リサイクルショップという手もあるわね」

八幡「だな。由比ヶ浜ごときにお金を出すなんてぜいたくすぎる」

結衣「ちょっと、ゆきのんまで酷いっ。

   あたしは粗大ゴミでも不用品でもないし」

八幡「死んでないんなら、とっとと起きろ。

   こちらもお前の為に勉強教えてて疲れてるんだよ。

   しかも、大掃除までやってるんだぞ」

結衣「それは・・・、友情協力ってやつ?」



なにそれ? 映画とかである友情出演の類似品かよ。

あれって、お金貰えてるのかな? 貰えてなくても、世間様にお金なしで

出演してあげてるんだぜ感アピール丸出しだし、宣伝効果もあるか。

やっぱ、どう転んでもリアルマネー絡んでるだろ。



八幡「その友情協力っていうのは、一方通行みたいだけどな」

結衣「そんなことないしっ」

雪乃「紅茶冷めてしまうわよ。由比ヶ浜さんが買ってきたお茶菓子もあるのだから、

   しっかりと休憩をして、勉強を再開させましょう」



なるほどね。だから雪乃が買わないようなお菓子があるわけか。

雪乃調停にのることにして、俺は休憩に入ろうとする。

由比ヶ浜はまだ何かいいたそうな目つきを俺に突きさすが、ここは無視するにかぎる。

無益な戦いはしないほうがいいし、なによりも、雪乃の紅茶を冷ましてしまうのは、

俺の損失になってしまうから。









第29章 クリスマス特別短編『パーティー×パーティー(前編)』終劇

第30章 クリスマス特別短編『パーティー×パーティー(後編)』に続く




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