過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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528:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2014/12/11(木) 09:37:07.86 ID:6V9OUwvH0


それに、トナカイ一匹だと寂しいし、ソリを引っ張るのも大変そうだ。

そこんとこを考えて雪乃が新たなトナカイを置いたのかもしれないが、

このトナカイも変わっている。

俺が選んだトナカイも普通ではないが、雪乃が選んだトナカイも普通ではない。

大きさは、サンタとのバランスを考えれば妥当な大きさだ。

元気もありそうだし、陽気な笑顔を皆を振りまいてくれてはいる。

でも、な〜んか人に合わせてしまうような気の弱い部分もありそうな瞳に

既視感を抱いてしまう。

ただ、な。なんでこうも色っぽいんだ?

いくら人形だからといって、デフォルメしすぎてないか。

なんとなぁく由比ヶ浜みたいな気もするのは、目の錯覚か?

雪乃が好きで選らんだんだからいいんだけどさ、

雪乃がどういう基準で選んでいるか聞きたいところだ。

・・・・・・いっか、なんだか賑やかそうだし、悪くはない。

クリスマスだし、深く考えることではないのだろう。

なんて考えながら、雪乃に任された寝室の大掃除を進めるていく。

年末は忙しいから、時間があるときに掃除をしておかなければならない。

それに、文句を言うのはいいけれど、文句を言われるのだけは勘弁だ。



雪乃「八幡・・・。こちらも休憩にするから、一緒に休憩にしましょう」

八幡「おう、わかった。すぐ行くよ」

雪乃「ええ。御苦労さま」



雪乃の言いつけ通り寝室の掃除を初めて2時間を過ぎようとしている。

雪乃も雪乃で、由比ヶ浜のお勉強を見てあげていた。

午前中は俺が面倒を見て、午後からは雪乃が英語の面倒を見ているはずだ。

年が明ければすぐさま期末試験だし、年末年始は遊んでいるはずだからとのことでの

勉強会、主に由比ヶ浜の、がここ数日開催されている。

リビングに行くと、芳しい紅茶の香りが疲れた体をいたわってくる。

そう、香りだけは俺をいたわってくれるし、蓄積した疲労も和らぎそうだった。

ただ、リビングで展開しているこの惨状。この光景からは、ゆっくりと休憩なんか

出来るとは思えない。むしろ、寝室よりもリビングの掃除を先にすべきださえ思えてしまう。

・・・なんだ、テーブルの上でうなだれているこのトド。

どうにかならないのか? ぐでんと力尽きている様子は、生存競争に敗れ去った感が

まじまじと漂ってくる。



八幡「由比ヶ浜、生きてるか? 死んでるんなら、明日、燃えるごみと一緒に出してやるぞ」

結衣「うぅ・・・」




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