過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/12/18(木) 17:30:42.35 ID:HH2/WTQh0
第30章
クリスマス特別短編
『パーティー×パーティー(後編)』
彩り溢れるスナック菓子がコンビニ袋からこぼれ出ている。
脂ぎったその風体と、毒々しすぎるまで人工的に味付けした感のコラボを
無性に食べたくなる時がある。
ぜったい食べすぎたら体に悪いだろって子供でもわかりそうなのに、
いまだにコンビニの目立つ所に陳列されているところをみると、
俺と同じようなリピーター以上に、スナックジャンキーが多くいると思える。
ここにいる由比ヶ浜結衣も、きっとそのスナックジャンキーの一人なのだろう。
結衣「ねえねえ、これね、新商品なんだよ。
焼きイモ味に、コーンポタージュ。
あとこれは、ホワイトチョコレートのもあるんだよ」
八幡「毎年、企業も期間限定って書けばいいって思ってるのかね。
どれも去年も似たような商品あっただろ」
結衣「違うよぉ。これは、濃厚さがアップされているし、
こっちのホワイトチョコは、いつもは普通の茶色いチョコなんだから」
八幡「誰基準での濃厚さアップだよ。
企業か? それとも開発部か?」
結衣「それは、えぇ〜っと・・・、開発スタッフ?」
八幡「それこそ個人の感想じゃねぇか」
結衣「違うからっ。去年より美味しくなってたもん」
八幡「ふぅ〜ん」
結衣「信じてないでしょ」
八幡「信じてるって」
結衣「信じてないって。ほら、その目。絶対信じてないもん」
俺の表情を細かくチェックするその能力。人をよく見ている由比ヶ浜はさすがっすね。
うん、信じてないし、これからも信じないと思うぞ。
だって、企業の買ってくださいアピール感しか伝わってこないからさ。
と、世間の世知辛い実情を噛み締めていると、俺の口元まで自称「濃厚さ130%up」の
コーンポタージュ味スナック菓子が迫っていた。
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