過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/12/18(木) 17:32:56.31 ID:HH2/WTQh0
だから、引っ越しの作業に不備があったとしても、俺は悪くない、はずだ。
ま、新しい生活といっても、俺の場合は、もともと雪乃とは半同棲状態だったわけで、
新生活への順応なんて必要なかったんだけどね。
ようは、俺がずぼらだったから、不用品が未だに残っていたわけだ。
しかし、今回ばかりは俺ナイスと誉めてやりたい。
俺は、目当ての品物を手にすると、ニヤリと赤ん坊が泣きだすような笑みを浮かべていた。
雪乃「朝から大掃除をしていたかと思えば、思い出の品を見つめて下衆な笑いを
洩らすのはやめてくれないかしら」
俺の抗議の視線の先には、ティーカップを軽くつまんで優雅にティータイムを
楽しんでいる雪乃がいた。
腰まで伸びた黒髪は、雪乃にしては珍しく、ゆるふわルーズな三つ編みで一本に束ねている。
白いハイネックカシミアセーターは、ほっそりとした体の輪郭を形作り、
申し訳程度に膨らんだ胸も、妙に艶っぽさを増大させていた。
クリーム色やブラウン系で構成されたレースやニットを重ねて作られたロングスカートも、
どこか品の良さを漂わせ、まさしくお嬢様といったイメージを強調させる。
雪乃自身が本当にお嬢様なのだから、イメージ通りの服装ってわけだ。
一方、俺の服装といったら、ザ・ジャージ。
高校のジャージじゃないところが唯一の救いなのだろうか。
一応アディダスのジャージだし、安くはないのよ。
八幡「思い出の品ってわけじゃない。以前小町と人形作ったときに余った材料だよ。
色々買ってみたんだけど、買っただけで未開封のまま、結構残ってたんだな」
雪乃「小町さんも大変ね。話をする相手がいないかわいそうな兄の為に、
話相手代わりの人形まで作ってあげていたなんて」
八幡「そこも違うから」
見た目だけは、まさにお嬢様なのに、どうして毒舌ばかり乱れ撃ってくるんだ。
これさえなければ文句のつけようがないお嬢様なのに、ほんともったいなくない。
雪乃「そうなの?」
八幡「そうなんだよ。これはだな、・・・・・・たしかハロウィンかなにかで
飾りつけで人形作ったんだったと思う。もしかしたら、他の行事かもしれないけど
似たようなものだ」
雪乃「それでクリスマスの飾り付けでも作るのかしら?」
八幡「そうだよ。寝室の出窓に飾ってあるオブジェあるだろ?」
雪乃「ええ、あるわね」
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