過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
↓
1-
覧
板
20
585
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/01/08(木) 17:31:54.42 ID:PACE+wQi0
結衣「そうだよ。あたしも軽々しく山はりなよって言ったけど、
やっぱ絶対無理だよ。当たりっこないって」
八幡「問題のキーワードを全て当てるんだろ?
それなら問題ない。むしろキーワードほど当てやすい」
結衣「そんなことないって。一回の講義の内容も広いんだし、無理だよ」
たしかにな。無鉄砲に、なんとなく探すんなら、無理に決まっている。
だけど、解答に導くために、キーワードなんて、なにかしらの繋がりを持ってるんだよ。
一つの論述を完成させるわけなんだから、一つ一つのキーワードには、
他のキーワードとのつながりがあって、その繋がりがあるからこそ、
一つの論述が意味を持って完成する。
仮に、キーワード一つ一つに、全くの因果関係がないとしたら、
それは論述ではなくて、一問一答形式の、穴埋め問題に過ぎない。
八幡「論述問題に必要なキーワードなんて、だいたい決まってるんだよ。
そもそもそのキーワードが一つでも欠けていたら、減点ものだ。
だから、キーワードを全てそろえること自体はたいしたことではない」
昴「たしかにそうだな。でも、キーワードがわかったとしても、
問題自体を当てるのは難しくないか?」
結衣「ちょっと、ちょっと待ってよ。今、ゆっくりとだけど、ヒッキーが言った事を
理解するから」
八幡「悪い、由比ヶ浜。今お前の相手をしている時間も惜しい。
だから、この説明は、また今度な」
結衣「あたしの事を馬鹿にし過ぎてない?」
八幡「だったら、もう理解できたのかよ?」
結衣「それは無理だけど」
八幡「だろ?」
昴「由比ヶ浜さんには、授業のあとで、俺が説明してあげるよ」
結衣「え? ほんとう?」
ぱっと笑顔を咲かせる由比ヶ浜を横目に、俺は弥生が渋い顔を見せたのを
見逃さなかった。
何度か俺の代りに弥生が由比ヶ浜に説明した事があった。
だがしかし、何度やっても由比ヶ浜は理解できなかった。
弥生昴の名誉のために言っておくが、けっして弥生の説明が下手なわけではない。
むしろ上手な方だと思う。俺以上に論理的で、道筋をはっきりと示す解説だとさえ思える。
だけど、相手があの由比ヶ浜結衣だ。
普通じゃない。俺も雪乃も、高校三年の夏、何度挫折を味わったことか。
まあ、一応、お情け程度のフォローになってしまうが、由比ヶ浜結衣も
けっして馬鹿ではないということは伝えておきたい。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/1496.81 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている ) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1401353149/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice