過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/01/29(木) 17:34:12.25 ID:ebUOfYOG0
雪乃「ちょっと、・・・姉さん、苦しいわ」
陽乃さんの強烈な胸に頭を圧迫されている雪乃が、目で俺に助けを求めてくる。
どうしろっていうんだよ?
下手に手を出したら、二次被害に陥るぞ。
ましてや、どこにどう手を出せばいいんだ。
百合百合しい光景に目が奪われていたわけではない事は、主張しておこう。
だから俺は、トレーからカップを一つ手に取って、
そのまま口にカップをよせたとしても、なにを非難されよう。
うん、うまい。この前も陽乃さんのコーヒーを飲んだけど、さすがだ。
ま、俺に味の違いなんてわからなくて、気持ちの問題なんだけどさ。
俺が優雅にコーヒーを楽しんでいると、ちょっと忘れようとしていた問題が蒸し返される。
先ほどより強く鋭い雪乃の視線が俺に突き刺さっている。
おそらく、早く助けなさいって、雪乃が目で訴えているんだろう。
その必死な視線を貰い受けたのならば、彼氏としては助けるべきなのだろうな。
でも、相手はあの陽乃さんなんだよなぁ・・・。
へたに助けに入ると俺の方がさらなる被害をうけちゃうし。
だから、雪乃。ここは一つ自分で頑張ってくれ。
俺は、再び雪乃達の百合百合しい姿緒堪能・・・いや、静かに見守るとするよ。
きっと陽乃さんも飽きれば解放してくれるはずだしさ。
さて、俺は陽乃さんが淹れてくれたコーヒーを飲んで待ちますか。
第36章 終劇
第37章に続く
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