過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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639:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/02/05(木) 17:29:08.48 ID:ymAshzYk0

第37章






7月11日 水曜日






・・・・・どうやら俺が助けに入らないとわかり、諦めたのか、雪乃の反抗は弱まる。

一方、陽乃さんの方も横目で俺の動向を伺っていたので、

俺が手を出さない事を理解したのだろう。

ん? あれ? もう終わり?

俺が再びカップに口につけようとすると、目の前の惨劇はトーンダウンし、

二人とも静かに自分の席へと戻っていくではないか。

あら? なんだか二人ともコーヒー飲み始めちゃったぞ。

どうなってるんだ?



陽乃「ねえ、雪乃ちゃん」

雪乃「なにかしら、姉さん」

陽乃「もしもの話なんだけどさ、もしもよ、もしも」

雪乃「ええ」

陽乃「もし、目の前で彼女が、それも愛おしい彼女が困っていたら、

   彼氏だったら、たとえどんなに困難であっても彼女を助けるものよね?」

雪乃「姉さん。何を当たり前の事を言っているのかしら。

   仮に、仮にだけれど、私がお付き合いする彼氏だとしたら、

   たとえ自分の命を引き換えにしてでも、私を助けに来るに決まっているじゃない」

陽乃「そうよねぇ。彼氏なんだし。

   もし、もしもだけれど、彼女を見捨てることなんてあったら、彼氏失格よね」

雪乃「当たり前じゃない。これも仮定の話なのだけれど、彼女が困っているのを

   目にしながらも、それを平然と横目で見ながらコーヒーなんて飲んでいるとしたら

   死刑ものね」

陽乃「そうよねぇ・・・・・・。もしもだけど、雪乃ちゃんがそんな彼氏と付き合って

   いたとしたら、即刻別れるわよね?」

雪乃「そうね」



あれ? なんで、こうなった?

なんでこんなときだけ息ぴったりなんだよ!

そりゃあ、雪乃を見捨てて、陽乃さんから逃げ出したけど、それは、俺が加わると

二人して被害にあって、それも、その被害が倍どころじゃすまないって

雪乃も知ってるじゃないか。




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