過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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640:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/02/05(木) 17:29:36.99 ID:ymAshzYk0

だから、俺は黙って嵐が過ぎ去るのを待っていたのに。



陽乃「だってさ、比企谷君」

八幡「え?」



陽乃さんは、そう弾むような声で言うと、後ろから俺の首元に両腕を絡みつけてきた。

そして、今度は雪乃ではなく、俺の頭をその豊満な胸で抱きかかえてくる。

ほどよい弾力を持つそのクッションで俺の頭を包み込むと、

ニヤリと獰猛な笑みを浮かべた。



陽乃「比企谷君、雪乃ちゃんに振られちゃったねぇ」

八幡「え? あの・・・」

陽乃「だ・か・ら、私と付き合っても問題ないね。

   だって、比企谷君は、今フリーでしょ。彼女いないんだったら

   私と付き合っても問題ないし」

八幡「えっ、えっ? 陽乃さん?」

陽乃「もうっ。陽乃さんじゃなくて、陽乃でいいよ。

   あっ、私の比企谷君じゃなくて、八幡って言ったほうがいいかな?」

雪乃「姉さん」



怒涛のごとく進む展開についていけない。

いつしか陽乃・雪乃連合は決裂していた。

いや、最初からこうなる運命だったのか。陽乃さんだったら、ありえる。

雪乃も気がついたときには遅く、陽乃さんのペースについていけてはいないようだった。



八幡「陽乃さん? あの陽乃さん、ちょっと待って」

陽乃「もうっ。陽乃さんじゃなくて、陽乃でしょ。

   ほら、言ってみて」

八幡「え? はい。陽乃」

陽乃「はい、八幡。・・・・・・あぁ〜、いいわ。なんか彼氏彼女ってかんじがするぅ」



陽乃さんは、勝手に舞い上がって、勝手にはにかんで、勝手に身悶えていた。

ただ、問題があるとしたら、どの行為であっても陽乃さんの動きに連動して

胸が大きく揺れ動き、その結果、俺の頭もその胸の恩恵を受けるわけで・・・・・・。

うん、・・・・・柔らかくて、気持ちいいっす。

と、陽乃さんの精神攻撃を直撃されていると、遠方から致死性の精神攻撃が準備されていた。

もしトリガーが引かれでもしたら、俺の精神はすぐさま崩壊するだろう。

しかし、まだトリガーに指をかけた状態だというのに、雪乃から漏れ出る冷気だけで

俺を圧迫していた。陽乃さんは、雪乃の冷気を感じ取っているはずなのに、

まったく意に関せずで我が道を突き進んでいた。


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