過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/02/05(木) 17:32:18.96 ID:ymAshzYk0
八幡「いつっ」
さすがに雪乃によっての被害だとしても、膝枕をして、顔をタオルで冷やしてくれて
いたのだから、一言お礼を言わなければならない。
だけど、顔に多少の歪みがあるのか、うまく口がまわらず、痛みのみが俺に襲い掛かる。
雪乃「大丈夫? まだ顔が腫れているわ。無理に話さない方がいいと思うわ」
陽乃「ほら、じっとしてるのよ」
陽乃さんは、そう俺に優しく語りかけると、顔から滑り落ちた濡れタオルを
再び俺の顔に当て、冷やしてくれた。
最初は、雪乃が原因なのだから、陽乃さんは雪乃をからかうのではと身構えていた。
普段の陽乃さんならば、きっとしていたはずだ。
だけれど、俺のこの状況を見て、さすがに停戦協定を結んでくれたらしい。
まあ、いつ停戦破棄がなされてもおかしくないけど・・・・・・。
陽乃「それにしても、雪乃ちゃんったら、比企谷君に関してだと、
リミッターが外れちゃうのね」
雪乃「もう・・・、それは姉さんが悪いのよ」
陽乃「ごめんなさい。さすがにやりすぎちゃったわね。
でも、雪乃ちゃんも気をつけたほうがいいわよ。
いい方向にリミッターが外れるのならばいいのだけど、
悪い方向に外れたとしたら、今日のことが可愛い失敗だと
思えてしまう事態になりかねないわ」
雪乃は、陽乃さんの指摘に息をのむ。
そして、唇を引き締めると、しおらしい小さな声で呟いた。
雪乃「そうね。気をつけるわ」
それっきり、俺にとっては多少気まずい時間が進んで行く。
雪乃と陽乃さんは、甲斐甲斐しく頬笑みを浮かべながら俺を介抱してくれているので
なんだかんだいっても充実していた。
そんな二人の姿を見ていれば、俺も微笑ましい気持ちになるかといえば、そうでもない。
陽乃さんは、なにをしたいのだろうか?
今までずっと、俺と雪乃の仲を取り持ってくれて、なにかと協力してくれていた。
多少行きすぎた場面や、冷やかしなどは受けていたが、それは許容範囲に収まる。
けれど、最近の陽乃さんは、
陽乃さん自身が自分の感情に振り回されているんじゃないかって疑問に思ってしまう。
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