過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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663:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/02/12(木) 17:30:43.76 ID:0xDrLxJ20

陽乃「だって、日本人だってブランド物大好きでしょ?

   合成の革だったり、ビニールのような化学繊維で作られた鞄が何万も何十万もの

   値がつくのよ。同じコストで生産できるのなら、高いブランド力を維持して、

   値段を高いままにしておきたいのが、経営者というものじゃないかしら」

八幡「そこまで身も蓋もない事を言われてしまうとなんですがね。

   日本人って、行列ができていれば並んでしまうし、価値がないものを

   価値があるって思う心理もあるから、その辺をうまく売りにすれば、

   商売ぼろもうけですね」

陽乃「だよね。美味しいってわからないのにならんじゃって、何十分も並んで

   実際食べてみたら期待外れだっていう人も多いし」

八幡「美味しくないものを美味しいように見せるのは犯罪ですよ。

   だから、TVのグルメ番組は信じません」

陽乃「そう? あれはあれで無知な群衆に売れない商品を売り付けるいい商売方法だと

   思うんだけどなぁ」

八幡「陽乃さんは、食べてみたいと思った事はないんですか?」

陽乃「さすがにあるわよ。でも、どうしても食べていって思う事はないわね。

   友達が買ってきたのを貰ったりとかで、食べる程度よ」

八幡「それだと、陽乃さん自身は被害にあってないじゃないですか」

陽乃「まあ、ね。でも、私の場合は、たとえまずくても、料理をする上での

   サンプルになってしまうだけね」

八幡「だったら、まずい料理でもかまわないってことですか?」

陽乃「それは、美味しいものを食べたいわよ。

   私も好き好んでまずい料理は食べたくはないわ」

八幡「そうですよね」



ここで、陽乃さんはイエスといったら、どこまでストイックな料理人なんだよと

ちょっと意外すぎる評価をくだしそうではあった。



陽乃「あれ? なんでまずい料理の話になったんだっけ?」

八幡「ブランドものとか、TVの評判の話からですよ」

陽乃「そっか。コナコーヒーもある意味ブランドものだしね」

八幡「このコーヒーの美味しさには罪はないんでしょうけど・・・・・・」

陽乃「まあ、ね。私もこのコーヒー大好きよ」

雪乃「はぁ・・・・・・」

陽乃「どうしたの、雪乃ちゃん?」



陽乃さんにコナコーヒーの事を聞いていたら、

雪乃が突如としてため息を漏らすものだから、気になってしまう。

雪乃にかまってあげずに、陽乃さんと話していたから拗ねたのか?




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