過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
1- 20
667:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/02/12(木) 17:32:45.25 ID:0xDrLxJ20

雪乃「な・・・なにを言っているのかしら? もう・・・」



雪乃は頬を赤らめる。そんな雪乃を見て、陽乃さんは満足そうにしているけど、

さっきした反省はもう忘れたのですか。それでこそ陽乃さんだけれど、だけどなぁ・・・。



八幡「まあ、偽物も磨き続ければ、本物とは違う輝きを放つと思いますから

   一概に偽物が悪とは思っていませんよ」

陽乃「え? そうなの? だったら、雪乃ちゃんに、もう飽きてしまったとか?」



なんなんだよ、この人は。せっかく話題を変えようとしているのに、

まだ雪乃をターゲットにするのか? 

今は分が悪いと思ってか、雪乃は静かにしているけど、さっき散々面倒な事に

なってたじゃないですか。



八幡「一般論を言っただけですよ」

陽乃「もうっ・・・、ちょっとからかっただけじゃない」



陽乃さんは肩をすくめると、ちょっと残念そうに息をつく。

俺も、もろに嫌そうな表情が顔に出てただろうしな。

でもなぁ、このまま陽乃さんが拗ねてしまうのも、気が引けるし。



八幡「そういえば、コーヒーも偽物が多いそうですね」

陽乃「たしかに、偽物も多いわね。でも、一概に偽物とは言えないものもあるのよ」

雪乃「それは、先ほど八幡が言っていた偽物でも上質な物もあるということかしら」



俺がもう一度話題を振ると、雪乃も俺の意図を察してか、話に乗って来てくれる。

そうなると陽乃さんも俺達の意図を理解してくれてか、にこやかに語りだしてくれた。



陽乃「それともちょっと違うわね。だいたいはあってるんだけどね」

八幡「だいたいですか」

陽乃「そもそもブルーマウンテンもコナコーヒーも生産量が少ない希少な品なのよ。

   それなのに日本中にあふれているじゃない。

   希少な品なのに日本にあふれているって、異常だとは思わない?」

八幡「そう言われてみれば、異常ですね」

雪乃「だとすれば、名前だけの別ブランドなのかしら?」

陽乃「それともちょっと違うわね。

   まず、ブルーマウンテンだけど、ブルーマウンテンと名前をつけることができるのは

   ブルーマウンテン山脈の標高800〜1200メートルの特定の地域だけ

   らしいわ。だけど、日本に輸入されている豆の多くは、標高800メートル以下の

   本来ならばブルーマウンテンとは名乗れない豆なのよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1496.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice