過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/02/19(木) 17:30:01.37 ID:4sp8M6Yt0
よかったな、雪乃。少しは俺に感謝しろよ、と、雪乃に視線を向けると、
あろうことか、身を凍らすような冷徹な瞳で俺を射殺そうとしていた。
えっとぉ、何故? 俺は、雪乃がこれから被るであろう被害を回避したんだけどなぁ。
それとも、何かまずいことでもいったか? でも、当たり障りのないことしか言ってないし。
訳がわからず陽乃さんの方に再び目を向けると、事態は急変していた。
陽乃さんは、目を丸くして俺を見つめ、そして、
鯉が餌を求めるがごとく口をパクパクさせている。
よく由比ヶ浜がパニクっているときに見る表情だけれど、あの陽乃さんがパニクってる?
これこそ俺が初めて見る陽乃さんであり、俺の中で想像できうる陽乃さんの中で
一番遠い場所に位置する陽乃さんでもある。
つまりは、パニクっている陽乃さんを見て、陽乃さん以上に俺はパニクってしまった。
なんなんだよ!
俺は助けを求めるようと雪乃を見るが、・・・・・・駄目だ。殺される。
あれは見ただけで人を殺せる瞳をしている。見ちゃだめだ。
俺は、凍える吹雪がこれ以上侵入しないように扉を閉め、
すぐさま陽乃さんの方へと視線を戻す。・・・・・・・・なんなんだよ。もう訳わからん。
顔や首元だけじゃなくて、その腕さえも真っ赤に染め上げている陽乃さんが
とろんと蕩けきった顔で俺を見つめていた。
そして、俺が陽乃さんを見ていると気がつくと、一瞬目をあわせはしたが、
猛烈な勢いで顔を膝で隠し、そのまま膝を抱えて小さく丸まってしまった。
・・・・・・これって、もしかして、何か俺がフラグ建てちゃった・・・のか?
そんなことはないよな? だって、なぁ。どうしよう。
これ以上何か俺が言っても火に油を注ぐだけだよな。
だったら、一回死ぬ覚悟で雪乃に助けを求めるしかない。
このまま何もしないと、確実に殺されるし。
せぇので雪乃の方に振り向くぞ。せぇのだ。せぇの。
勢いでやれば、半殺しくらいで済むかもしれないんだ。
だから、何も考えないで、・・・・・・・せぇのっ!
八幡「えっ?」
俺は、思わず声を洩らしてしまった。陽乃さんは陽乃さんで急展開すぎたが、
雪乃も雪乃で危なすぎるほどの急展開をみせていた。
雪乃「何を馬鹿な顔をしているのかしら? あら、もともとお馬鹿だったわね」
八幡「おい。馬鹿なのは認めてはいいが、どうなっているんだよ」
雪乃「どうなっているとは、どういう意味かしら? 何がどうなっているかを
しっかりと示さなければ、お馬鹿の同類ではない私にはわからないわ」
八幡「いや、もういい。今の質問は忘れてくれ」
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