過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/02/19(木) 17:30:43.56 ID:4sp8M6Yt0
雪乃「そう?」
雪乃は、もはや興味なさげに肩にかかった黒髪を優しく払うと、じぃっと俺を見つめてくる。
いったい「なんなんだよ」を何回繰り返せば済むんだよ。
急展開がフル回転で俺を揺さぶるから、ついていけないって。
ただ、致死性をもった雪乃の瞳が閉じられたのは幸いか。
しかし、今も何かしらの審判が継続されているんだろうなぁ。
一度殺意を持った雪乃が、簡単に俺を許してくれるとは思えない。
何について殺意を抱いているかを知らないままで死ぬのだけは勘弁だけれど。
八幡「俺がこれ以上陽乃さんに何か言っても、フォローにはならない気がする。
だから、俺の代りに何かフォローしてくれないか?
ほら、このままほっとくと、後が怖いだろ?」
雪乃「そうね? このままだと、後が怖いほど面倒になるわね」
雪乃は、そうわずかに致死毒が漏れ出した発言をこぼすと、席を立ち、
陽乃さんの元へと向かう。
またなにか俺が雪乃の癇に障る発言をしたか?
ちょっと雪乃の毒にあてられたみたいで、息苦しい。
それでも、雪乃は陽乃さんの前まで来ると
膝を折ってかがみ、陽乃さんの耳元で何やら呟いたようであった。
陽乃さんは、雪乃の声にピクリと肩を震わせて反応すると、顔を膝から上げ、
正面にいる俺と目が合ってしまう。
すると陽乃さんは逃げるように視線を俺から外すと、なにやら雪乃の耳元で囁いた。
その陽乃さんの発言の結果として、雪乃は首を横に振る。
それを見た陽乃さんも、その答えを予想していたのか驚きもしない。
そして、雪乃も陽乃さんも不敵な笑みを浮かべて、いつもの二人へと戻っていったのだが、
その陽乃さんが何か囁いた直後の二人の反応が、どうしても気になってしまった。
どうしてっていわれても、勘だとしか答えようがない。
まあ、勘といっても、生命の危機を感じるほどのインパクトがあったのだから、
おそらくは俺の勘は当たっているのだろう。
陽乃さんの発言を聞いた直後の、雪乃の痛みを抱えたまま永久に氷漬けにさせそうな笑顔。
一方、陽乃さんのその死を選びたくなるほどの氷の拷問を笑って払いのけてしまう挑発的な瞳。
二人の側には一般人たる俺もいることも気にかけて欲しいところだけれど、
これ以上近づくと、死ぬ事さえ許されなくなってしまいそうで怖い・・・です。
なにか話題を振って、現状を打開しないと、確実に死ぬ。
なんでもいい。セクハラ発言で二人からひんしゅくをかってもいい。
もうこの際なんだっていい。とにかく、生きたい。
このまま命を、精神を削られて、病んでいくのだけは、回避せねば。
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