過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/02/26(木) 17:32:54.48 ID:XApkFNfO0
雪乃「そうよ」
目を細めて雪乃を見つめる陽乃さんの眼光が、雪乃の体を縮みあがらせてしまう。
もはや勝負はついているのだろう。ついているんだろうけど、雪乃はきっと逃げないはずだ。
陽乃「だったら、同じ事を母にも言えるかしら?」
雪乃「それは・・・」
陽乃「もし、大学での成績が下がってしまって、比企谷君との交際を認めてもらえなく
なった場合、その時、交際は男女間の意思のみで成立するから、母の指示には
従わないって言えるかしら?」
雪乃「成績は今のレベルを維持するわ」
陽乃「それは覚悟であって、未来での確定事項ではないわ。
でも言ったわよね? 二人が母に交際を認めさせる条件として。
それさえも、家族間の冗談としてすますのかしら」
強引な論理の入れ替えだ。
あの時の俺達の宣誓と、さっき雪乃がいった言葉の背景には大きな隔たりがある。
強引すぎる。それは雪乃だってわかっている。
わかっているけど、それを指摘する気力が雪乃からは消えかかっていた。
まあ、あの女帝相手に冗談なんて言えやしない。
きっと言えるのは、親父さんくらいだろうな。
俺は、想像もできない女帝と親父さんのやり取りを無理やり想像して
苦笑いを浮かべてしまう。
雪乃も陽乃さんも一歩も引く事をせず、時間だけが過ぎ去っていく。
このあと女帝が帰ってくるまで冷戦状態が続いたのだが、
このとき初めて雪乃の母親に会えた事に喜びを感じてしまった。
あの俺の事を人として見ない蔑む目を見て、
ほっとしてしまう日が来るとは夢にも思わなかった。
それほどまで重苦しい雰囲気だったと言えるのだが、それはいつもの姉妹の会話と
言ってしまう事も出来た。
しかし、なにかが違う。ほんの少しだけれど、今日何度目かの違和感を覚えた。
とはいっても、女帝が帰ってくると、雪乃も陽乃さんもいつもの調子に
戻っていたので、俺の考え過ぎだったのかもしれないと、この時は思っていた。
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