過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/03/12(木) 17:33:17.55 ID:GjFUVEDS0
昴「いや、比企谷のアイディアはいいと思うんだ。
でも、うちの家族は僕と同じように料理が苦手で、
だから、もし作ったとしてもそれをお弁当にして持ってくるのはちょっと・・・」
八幡「すまん、無神経な事言って」
昴「ううん、いいんだって」
ちょっとばかり俺達の間に気まずい雰囲気が漂ってしまう。
だが、空気を読むのに優れているのは弥生だけではなかった。
ここにはもう一人の元祖空気人間たる由比ヶ浜がいる。
空気人間っていってしまうと存在感がない人みたいに思われてしまうは、
まあ、空気を読んで、その場の空気を安定方向にもっていく属性を持っているって意味では
似たようなものかな? いや、全く違うか。
どちらにせよ、今回はそんな空気を読める由比ヶ浜に助けられてしまった。
もしかしたら、先ほど助け船を出した弥生への恩返しかもしれないが。
結衣「あっ、そだ、弥生君。テスト対策の方はどうだった?」
昴「あぁ、うん。なんだか歯切れが悪い対応ばかりで、なんだか調子悪いっていうかな」
結衣「そっかぁ・・・。でも、弥生君なら過去問とかなくても独学だけでも
すっごい点、とっちゃうんじゃないの」
昴「しっかりと時間をかけて勉強すれば可能かもしれないけれどね」
結衣「ふぅん・・・。やっぱり弥生君でもてこずるんだ」
昴「そりゃあね」
由比ヶ浜ではないが、今度は俺の方が二人の会話を飲み込めないでいた。
わかっている事といえば、弥生がさっきまでいなかったのは、
期末試験の過去問コピーを手に入れる為の交渉をしに行っていたらしいことと、
そしてその交渉は失敗したらしいってことだ。
珍しい事もあるんだな。弥生との取引に応じないなんて
ちょっとどころじゃないほどに珍しい事件と言えるはずだ。
八幡「過去問って、今度の期末試験のか?」
昴「うん、そうだよ。既に持っているのもあるけど、いくつか抜けていてさ。
それを手に入れたくてお願いしてみたんだけど、振られちゃったかな」
八幡「珍しい事もあるんだな。弥生の期末対策ノートが交換材料だろ?」
昴「うん、そうなんだけどね」
八幡「だったら、他の奴に頼んでみたらどうだ?」
昴「それがさ・・・」
弥生が醸し出す重い雰囲気に、思わず由比ヶ浜に事情を説明してほしいと目で求めてしまう。
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