過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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783:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/04/02(木) 17:38:29.65 ID:RpzwNEHw0

夕「ええ。今では精神安定剤を飲まなくても、どうにか電車に乗れるようにはなりましたが

  当時は精神安定剤なしでの乗車は不可能でした。

  できれば座って乗車したいほどで、満員電車を避けるべく、

  部活に入っているわけでもないのに朝早く高校に登校していました。

  ただ、下校は家に帰れる、安心できる場所に逃げられるという意識のせいか、

  比較的楽に帰ってこられたそうです。

  でも、精神的余裕のなさから予備校には通えなくなりましたが」

八幡「それはきついですね。高3で、まさしく受験生なのに」



一般の受験生以上の負担を強いられるわけか。

由比ヶ浜の指導も大変だったが、

それとは違う角度での負担は漠然とした想像しかできなかった。



夕「その点は、弟自慢ではないですが、勉強面では不安はありませんでしたよ」

え? なにこの弾んだ恥じらいの声?

昴「もうっ、姉さんったら」

ええ? なにこのデレている弟?

夕「だって、昴だったら、どこの国立大学でもA判定だったじゃない」

昴「そうだけど、さ」

夕「予備校だって、友達といたいから通っていたって言ってたじゃない」

昴「予備校で知り合った友達は、高校の雰囲気とは違って新鮮っていうか」



あれ? シリアス展開だったんじゃないの?

俺からしたらシリアスよりも、目の前で展開中のブラコン・シスコンカップルの

萌えを見ている方が和むんだけど、見た目があまりにもお似合いのカップルすぎて

ちょっと引き気味になってしまう。

・・・・・・雪乃は苦笑いを噛み殺して話を続きを待っていたけどさ。

じゃあ俺は、生温かい視線でも送っておくよ。



第45章 終劇

第46章に続く






第45章 あとがき


『はるのん狂想曲編』で登場していた弥生夕准教授が再登場です。

見た目の印象が変化しているのは、プライベートだからですかね?

実際には、昴の『愛の悲しみ編』用に考えた後付け設定の影響なだけですが・・・。


来週も、木曜日、いつもの時間帯にアップできると思いますので

また読んでくださると、大変うれしいです。


黒猫 with かずさ派



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