過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/04/02(木) 17:35:14.10 ID:RpzwNEHw0
昴さえも同じ意識のようだ。
俺はそれがたまらなく辛かった。自分よりも他人を気遣うこの姉弟に、
俺はあなた達が気遣う必要がある人間ではないって教えてあげたかった。
八幡「違いますよ。・・・知らなかった事とはいえ、なにか昴を不快な目にさせなかったかなと
思い返していただけです」
昴「大丈夫。慣れ・・・問題なかったから」
昴らしからぬミスに、俺の気持ちは沈んでゆく。
昴ならば、相手が気がつかないように言葉を選択するはずだ。
それなのに、今の昴は精神が追いこまれていて、それができない。
つまり俺は、昴に対して無神経な言葉を吐いたことだ。
さっき言葉を飲み込んだのは、慣れてしまった。
無神経な言葉に慣れてしまった、と言わないでおこうとしたのだろう。
八幡「そうか」
だから俺は短く言葉を返す。
言い訳は当然のこととして、意味がないフォローはそれこそ不快にしかならない。
これが最低限使える返事だと思う。
ベストでもベターでもない、どうにか役に立つかもしれないボーダーラインぎりぎりの言葉。
夕「では、話を進めても?」
八幡「お願いします」
夕「では・・・・・・。結局体の健康上の問題はすぐに回復しました。
ただ、精神的な後遺症を残したのが大問題でした。
つまり、電車で倒れたトラウマで電車に乗ると気持ち悪くなってしまうのです。
しかも、電車に乗って吐いてしまうのを避けようとする為に、外での食事さえも
避けるようになり、食べると吐きそうになってしまうのです。
実際吐く事はほとんどありませんでしたが、動けなくなるという点では
大きな問題を抱えてしまったわけです」
雪乃「無理をすれば電車に乗れるのですよね。
では、どのくらいの無理を強いられるのでしょうか?」
雪乃の眼には憐みは含まれていない。凛とした背筋で問う姿が何とも心強かった。
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