過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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819:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/04/23(木) 17:38:26.38 ID:6NGd0T+00
雪乃「そうかもしれないけれど・・・・・・」

結衣「もういいじゃん。ほら乾杯しよっ。

   それともあたしの誕生日お祝いしたくない、かな?」


 小首を傾げると顔にかかる髪が揺れ、視線を邪魔する。

ただ、由比ヶ浜にはその髪の毛さえ視界には入っていないのだろう。


雪乃「いいえ、今日は由比ヶ浜さんの為に用意したのよ。

   お祝いしたいに決まってるじゃない」

結衣「じゃあ決まりだね。・・・ねえゆきのん。お願いがあるんだけど、いいかな?」

雪乃「ええいいわ。水を差してしまったお詫びにはならないかもしれないけれど、

   私に出来る事なら何でも言ってくれて構わないわ」

結衣「ううん、そんなに難しい事じゃないから大丈夫だって。

   んとね、乾杯の音頭をとってほしいんだ。

   せっかくゆきのんがプレゼントしてくれたんだから、

   やっぱりゆきのんが乾杯って最初に言ってほしいな。駄目かな?」

雪乃「いいえ、是非やらせていただくわ」

結衣「じゃあ決まりだね」


 そうと決まれば小町のやつ行動が早いな。

あいつもあいつなりにこの状況を見守っていたってことか。さすが俺の妹。


小町「さあさあみなさんシャンパン持ちましたね。

   さ、さ。雪乃さん。心に残る一言お願いしますね」

雪乃「心に響く言葉をおくれるかは自信がないのだけれど、そうね。

   由比ヶ浜さんの誕生日をお祝いしたい気持ちだけでも伝えたいわね。

   ・・・これで由比ヶ浜さんが一番早く二十歳を迎えたという事なのよね。

   やはり成人を迎えるとなると責任を持った行動が必要になるわ」


 雪乃らしくちょっとお堅い出だしだけど、

由比ヶ浜も喜んで聞いているみたいだし別にいいか。・・・ん? 携帯のバイブか? 

 俺は棚の上に置いてあった携帯が静かに震えているのを確認すると、

静かに移動して携帯を手に取る。

メールみたいだし、後で確認すればいいか。

俺に急ぎの用がある暇人なんていないだろうしな。


雪乃「ただ、当然の事なのだけれど、由比ヶ浜さんが一番の年上になるのよね」


 平塚先生は除くけどな、って心の中で突っ込みを入れたのは俺だけか。

って、平塚先生睨まないでくださいよ。

声に出していないのにどうして俺の周りの連中は俺の心の中がわかるんですか。


結衣「そだね。でも、あまりそういう実感わかないけどね」

雪乃「たしかに数カ月程度の差は気にならないわね」


 俺は雪乃が一番上のお姉さんで、由比ヶ浜が一番下の妹って気がいつもしていたけどな。

実際は雪乃が一番下で、俺が真ん中になって、そして由比ヶ浜が一番年上だもんな。



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