過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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893:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/06/04(木) 17:27:19.46 ID:iz7F8BaJ0

第52章



八幡「それでだな。せっかく楽しい気持ちを喪失させない為に宿題などやるべき事をやってから

  アニメタイムにしていたんだが、そうなるとちょっとばかし小腹がすいてくるんだよ」

雪乃「たしかにそうね」


ようやく雪乃に同意を貰えた俺は、笑みを洩らさずにはいられない。だが、ここはぐっと我慢だ。

笑みを漏らして、気持ち悪い笑みだからやめてほしいだなんて水をさしてもらいたくはない。


八幡「で、ちょっと小腹がすくからお菓子を食べたくなるだろ?」

雪乃「ええ、そうね」

八幡「そうすると、夕食の前という事もあって、少し量をおさえてお菓子を食べることになるだろ?」

雪乃「ええ、まあそうね」


こうも雪乃が俺に同意をつづけてくれるとなると、俺の方も饒舌になってしまう。そうなると

俺の滑舌はよくなってブレーキが効かなくり、やはり当然とも言うべき結論に導かれてしまった。

最初らこのことを言うつもりであったのだから、最初からわかっていた結末ではあったが。


八幡「でも、お腹が減っているときに少しだけ食べたりすると、かえって食欲がわいてしまう」

雪乃「そうね。胃の活動が活発になって少量だけでは満足できなくなるかもしれないわね。

  ダイエットで三食食べ、けれど食べる量を減らすという方法があるらしいのだけれど、

  胃の活動の事を考慮すれば、食事の量を減らすのではなく、食事の回数を減らすべきなのか

  もしれないわね。ただ、食べる回数を減らす方法も、食べる量を減らす方法も、どちらの

  方法であってもダイエットの成功には繋がらないでしょうけど」

八幡「どうして失敗だって思うんだよ? ダイエットしたことあるのか?」

雪乃「あるわけないじゃない」


 と、どこを見ているのと言いたげな視線を俺に叩きつけ、しまいには両手を腰に当てて、

そのウエストの細さを主張してきた。たしかに雪乃の体の線は細いし、ダイエットの必要なんて

ないだろう。まあ一部自然とダイエットしてしまって貧弱な胸……いや、ごほん。

なんでもないです。最近では体力のなさを克服しようと、俺を巻き込んで海岸沿いでジョギング

したりしている。俺からするとあの海辺の道路ってジョギングする人が多くて、私頑張ってます

感が漂ってくるんだよなぁ……。それさえなければ最高の場所なのに、

とりあえず俺の考え過ぎと言う事にして保留扱いにしておくことにした。


八幡「雪乃はこれ以上痩せる必要ないし、定期的な運動も始めたから問題ないか」

雪乃「そうね。そもそもダイエットしたいのならば、運動すべきなのよ。楽をしたいからって

  食事制限だけに頼るなんて意味がないわ。いつか元の食事に戻ってしまうのだから、

  リバウンドが起こるのも当然よ」

八幡「詳しいな」


雪乃は俺の指摘に見事に動揺を見せる。俺はふと疑問に思ってしまった事を呟いたにすぎない。

当然すぎる疑問のはずだ。雪乃自身がダイエットとは無縁だと宣言しているのだ。ならば、

雪乃がダイエットに詳しいのは、おかしいとも言える。

ただ、知識として知っているとなればその限りではないが。




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