過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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894:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/06/04(木) 17:28:18.99 ID:iz7F8BaJ0
雪乃「あ、あの、そうね。由比ヶ浜さんがそういったダイエット関連の本を読んでいたのよ。

  別に由比ヶ浜さんにダイエットが必要と言うわけではなくて、……予防策というか、

  今の体を維持する為に読んでいた、というのかしらね」


 どうも今作ったばかりの言い訳を言ってるようにしか聞こえないが、

俺はあえてつっこみをいれるなど愚策を選択しない。


八幡「いい心がけなんじゃないか」

雪乃「そうね。あのスタイルでダイエットだなんて、もったいないわ」


雪乃は顔を俯かせて体の一部を凝視し、体を小さく震わせてから顔をあげ、そして俺を睨みつけ

ながらそう呟いた。まあ、どこを見ていたなんて考えるまでもない。おそらく由比ヶ浜と比べて

痩せすぎているお胸なんだろうけど、これこそ突っ込みを入れたら間違いなく生命の危機だ。


八幡「由比ヶ浜はそういった女性誌で話題になりそうなのが好きそうだし、いいんじゃね? 

  きっと仲間内でも話題にもなってるんだろうよ」

雪乃「そうかもしれないわね。それで、さっきの間食をしてしまうと食欲がわいてしまうとは、

  どういうことになるのかしら?」


どうやらダイエットの話はこれで打ち切りか。おそらく由比ヶ浜のダイエットは秘密なんだろうな。

そういや誕生日の時にもそんなこと言ってたような言ってなかったような……。雪乃みたいな

例外はいるけど、基本女なんて一年中ダイエットしてるし、隠そうがそんなもんかなってしか

思わんけどな。ただ、由比ヶ浜の前ではダイエット関連の話はNGということは頭に

インプットしておこう。


八幡「それはだな、少量だけでもおやつを食べるだろ? そうすると食欲がわいてしまって、

  そのまま夕食になっちまうんだよ。時間もちょうど夕食の時間だしな」

雪乃「たしかに間食だけでは物足りず、そのまま夕食になってしまうかもしれないわね」

八幡「だろ? そうなると、少量のお菓子を食べた時点から夕食に含まれるんじゃないか?」

雪乃「はぁ?」

 雪乃は本当に意味がわからないという顔を見せる。こういう反応は俺も慣れたもので、

慣れてしまう事自体が問題かもしれんが、すぐさま補足説明に入った。


八幡「だからさ、少量のお菓子を食べてそのまま夕食になったとしたら、それは食事と食事の

  間にあたる間食にはならないで、つまりその間食はおやつにはならないんじゃないかってことだ」

雪乃「なるほど、八幡が言いたい事はわかったわ。お菓子を最初に食べたとしても、そのまま

  夕食に突入してしまえば、お菓子も夕食の一部に組み込まれると言いたいわけね」

八幡「そういうことだな」

雪乃「それはわかったのだけれど、八幡が言っていたプリンを作る執念とはどういった意味

  なのかしら? 私にはまったく想像もできないから、できることなら私が理解できるように

  説明してくださると助かるわ」


雪乃はわかったと頷いたわりには頭をかかえこんでしまう。どうせいつものへ理屈だと思って

いるのだろうさ。しかも雪乃は今の流れを断ち切るべく、話の流れを一番最初の話題へと

強制接続してきた。俺からすれば、最初に話していた内容さえ覚えてはいない。そんな内容

なのに話を元に戻そうとするとは、よっぽど今の話題が雪乃にとってストレスだったのだろう。

ただし、本当に機嫌が悪くなればストレートに文句を言ってくるので、今回はセーフなのだろうが。


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