過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/06/11(木) 17:35:52.52 ID:arGFvPfV0
陽乃「うん、まじまじ。しかも料理も作ってあげるからね。実家で親と同居でもいいんなら、
掃除もハウスキーパーがやってくれるし、家事はしなくてもいいわよ。親だって
ほとんど家にいないんだから、朝ちょこっと顔を見せればいいくらいだしさ」
なにこの最上級物件。今すぐ役所いって婚姻届貰いにいっちゃう?
地獄への片道切符のような気もするけど、この際考えないようにすべきだな。
雪乃「姉さんはなにをいっているのかしら? 就職しないために大学院に進学したり、
海外留学までしようとしていたじゃない」
陽乃「愛する人ができたら、人は変わるものよ」
雪乃「あら? それならば姉さんはまったく変わっていないのだから、どうぞご勝手に
海外に留学してください」
陽の嵐と雪の吹雪が荒れ狂う中、俺達はそっと一歩身を引く。周りを見渡すと、あんなに
たくさんいた野次馬根性丸出しのギャラリーが一人もいなくなっていた。つまりは
この広い教室には俺達6人しか残っていないわけで。とりあえずお弁当会初日から
とんでもない醜態をさらしてしまった俺としては、ちょっとばかし弥生姉弟に申し訳ない
気もわいてしまう。だから俺は視線を横にスライドして二人の様子を伺った。……なにあれ?
どうしてこんなにも凶暴な環境の中でふたりしてほのぼの空気満載で食事していられるんだよ。
あぁあれか? 昴は夕さんと二人っきりの空間ではないと食事ができないっていってた
けどよ、面倒だから俺達の事を頭から遮断したってわけか?まあ夕さんは、
あのほのぼのパワーで雪乃と陽乃さんの凶器を受け流しそうだけどさ。
結衣「どちらにしてもさ。ヒッキーに主夫は無理なんじゃない?」
八幡「どうしてだよ?」
結衣「なんとなくだけど、仮になれたとしても大変そうだなって。嫁姑関係ってわけでも
ないけど、ゆきのんちの女性陣強すぎるなって」
八幡「奇遇だな。俺も主夫も大変なんだって今改めて実感していたところだよ」
結衣「ははは……」
由比ヶ浜の乾いた笑いが嵐によってかき消される。俺は陽乃さんが用意したポットから
お茶を注ぐと、由比ヶ浜に手渡す。それを無言に受け取った由比ヶ浜は、なんともいえない
微妙な笑顔を俺に見せるので、俺もとりあえず笑顔らしい笑みを送り返しておく。
八幡「まっ、結婚生活なんて他人同士がするんだから慣れだな」
結衣「だね。でも、この姉妹喧嘩に慣れてしまうのもどうかと思うけどね」
八幡「あぁ、同感だ」
二人のじゃれあい(核戦争)を見つめながら、
しみじみお茶を飲んでいる俺と由比ヶ浜だったとさ。
第53章 終劇
第54章に続く
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