過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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96:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2014/06/19(木) 18:03:43.48 ID:62wq7byL0


しかし、昼食の前にお小言なんか聞いてしまうと、味がまずくなるし、

言う方の俺も気まずい。

だから、お小言は口の中の唐揚げと共に飲み込んだ。



由比ヶ浜「ヒッキーが学食だなんて、めずらしいね。」



由比ヶ浜は、空いている俺の隣の席にごく自然に座る。

教室では、俺が由比ヶ浜の面倒を見ていることもあって、由比ヶ浜が隣の席に

座ることなんて当たり前の光景になってしまっている。

だから、最初こそ教室内で噂にもなったりしたが、由比ヶ浜の人気と

人当たりの良さもあって、今では特になにか言われたりすることもなくなっていた。

だけど、学食では別だ。

俺が目立ってしまっているのは、雪乃といつも一緒にいるからであるが、

その俺がいつもはいない学食で独りで食べているとなると、

いやでも注目を集めてしまう。

しかも、今は由比ヶ浜という雪乃に引けを取らない注目を集める存在が

俺の隣に座っってる。

どんな噂話をされるかと思うと冷や汗が出てしまう。

今まさに同じテーブルのやつらが聴き耳を立てているんじゃないかって

自信過剰の猜疑心に悩まされてしまった。

俺一人が問題になるんなら、どうってこともないが、雪乃と由比ヶ浜が

必然的に巻き込まれるとなると、心中穏やかではいられなかった。



八幡「うっす。どうしたんだ? お前の方こそ珍しいな。」

由比ヶ浜「ゆきのんは・・・・・、って、実家の用事でいないんだっけ。」

八幡「そうだよ。だから、学食に食べに来てんだ。

   久しぶりの学食だけど、結構いけるな、うちの学食。」



見てからしてボリューム満点の唐揚げ定食。

肉を与えておけば大丈夫でしょ的発想は安直すぎるが

お金はないがボリュームとお肉が食べたい大学生には的確すぎる食事だ。




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