過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
1- 20
99:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2014/06/19(木) 18:05:37.82 ID:62wq7byL0










八幡「ごちそーさん。」



俺は由比ヶ浜より先に食べ始めていたこともあって、食べ終わってしまった。

だからといって、由比ヶ浜を置いていこうなんて思ってなかったのだが、



由比ヶ浜「もう少しで食べ終わるから、ちょっとだけ待ってて。」

八幡「別にゆっくりでいいよ。ゆっくり食えって。

   それに、次の講義一緒だろ。食べ終わるまで待ってるから、気にするな。」

由比ヶ浜「うん。じゃあ、慌てないで食べるね。」



由比ヶ浜は、再び一つ一つ味わいながら食べ始めた。

俺は、ぬるくなったお茶をずずっとすすりながら、由比ヶ浜を横目で観察する。

微妙に気まずい。食べ終わり、何もやることがなくなると

妙に手持無沙汰になってしまって落ち着かない。

雪乃となら、意識なんかしないのに。

これが、俺と雪乃と由比ヶ浜の間に出来てしまった距離の差なのだろうか。

普段なにも感じることもなく積み重ねてきた俺達の距離が

気がついたときにはどうしようもなくなってしまっていて、

それに絶望する日がくるのかもしれない。

雪乃も由比ヶ浜も、きっと気がついてしまっているはずだ。

俺達はどこで道をたがえてしまったんだろう。



八幡「なあ、お前がいつもつるんで昼食べている連中はどうしたんだ?」



俺は、気持ちを切り替えようとして、他愛もない話題を振ろうとした。

しかし、すぐさまその話題の選択が間違っていたことに気がつく。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1496.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice