過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/06/19(木) 18:05:37.82 ID:62wq7byL0
八幡「ごちそーさん。」
俺は由比ヶ浜より先に食べ始めていたこともあって、食べ終わってしまった。
だからといって、由比ヶ浜を置いていこうなんて思ってなかったのだが、
由比ヶ浜「もう少しで食べ終わるから、ちょっとだけ待ってて。」
八幡「別にゆっくりでいいよ。ゆっくり食えって。
それに、次の講義一緒だろ。食べ終わるまで待ってるから、気にするな。」
由比ヶ浜「うん。じゃあ、慌てないで食べるね。」
由比ヶ浜は、再び一つ一つ味わいながら食べ始めた。
俺は、ぬるくなったお茶をずずっとすすりながら、由比ヶ浜を横目で観察する。
微妙に気まずい。食べ終わり、何もやることがなくなると
妙に手持無沙汰になってしまって落ち着かない。
雪乃となら、意識なんかしないのに。
これが、俺と雪乃と由比ヶ浜の間に出来てしまった距離の差なのだろうか。
普段なにも感じることもなく積み重ねてきた俺達の距離が
気がついたときにはどうしようもなくなってしまっていて、
それに絶望する日がくるのかもしれない。
雪乃も由比ヶ浜も、きっと気がついてしまっているはずだ。
俺達はどこで道をたがえてしまったんだろう。
八幡「なあ、お前がいつもつるんで昼食べている連中はどうしたんだ?」
俺は、気持ちを切り替えようとして、他愛もない話題を振ろうとした。
しかし、すぐさまその話題の選択が間違っていたことに気がつく。
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