29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/29(木) 20:12:44.06 ID:jPxrNCQ30
006
後日談というか、今回のオチ。
あの後、しばらくして目を覚ました荒木と共に食事を摂って帰宅に至った。
荒木は取り憑かれていた間の記憶は希薄だったらしいが、鷺沢の胸に顔を埋めた事だけは覚えていた。
超柔らかくていいにおいがしたっス、とか言える位ならば大丈夫だろう。
羨ましい奴め。
鷺沢も身体に影響はなく、今もいつも通り少し離れた場所で本を読んでいる。
「儂が寝ておる間にそんな面白そうな事があったとはの」
「あんな状況で寝ていられる根性を尊敬するよ」
翌日の午後、僕と忍は事務所で椎名謹製のドーナツを頬張りながら休憩していた。
忍はもはや事務所公認の僕の親戚、ということで定着している。
時折こうやって密かに僕の影から現れてはアイドルの皆からおやつを貰っているのだ。
……ちょっと待て、今なんて言った?
「寝てた……? そんなこと無いだろう、僕に心渡を渡してくれたじゃないか」
「一回目はの。二回目は確かに寝ておったよ。背紙魚は登場人物でない存在はない事にされるからの」
強制的に眠らされるのじゃ、と忍。
「え……じゃあ、あの心渡は」
「お前様が儂の口に手を突っ込んで抜き取ったんじゃ。口に入らんほどのドーナツを食う夢まで見たから間違いないわ。かかっ」
そう言われてみればなんかベトベトしてた気がする!
うわあ! 僕は幼女の口に手を突っ込むなんて絵面的にやばい光景をあの時鷺沢の真横で行っていたのか!?
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