過去ログ - 加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
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72: ◆rmJj/GnS6I[saga]
2014/06/17(火) 17:40:48.89 ID:zwyOS/fSO

「あれ?」

部屋に入ったプロデューサーは驚いて声を上げた。

部屋の中は思っているよりもずっと明るかったのだ。
虚を突かれたプロデューサーは周りをきょらきょろと見回した。

「うわ!?」

90度右を見回した所の壁に大きな文字で文が書かれていた。

壁にはこう書かれている。
“ここに穴があった。でも今はもうない。”


「……なんだこりゃ?」


訳のわからない書き込みを見てプロデューサーは呟いた。

しばらく部屋の中を見回したがこれ以上何か役に立つものは無さそうだ、とプロデューサーが判断して部屋から出ようとしたその時何かが足に引っ掛かった。

「ん?何だ……木材か?何でこんなところに……?」
暫く木材を手にして考えてここが古いから木材が落ちてきたのだろう、とプロデューサーは結論付けた。

「しかし、これで化物から逃げ回る必要が無くなったな……」

プロデューサーは若干嬉しそうに呟くと部屋から出ようとして立ち止まった。

そう言えばさっきのカマドウマは何なんだろうか?

まるでここに俺を連れてきたい様な行動だったが……

「……考え過ぎか。」

プロデューサーはそう言って部屋から出た。




暫くして後を追うようにカマドウマがドアの隙間から出てきた。

カマドウマはきょらきょろと回りを見回した後どこかに向かって跳んでいった。





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