過去ログ - 私「その腕が大好きだっ!」少女「気持ち悪い!」
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93: ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/06/18(水) 20:36:15.67 ID:ZmPES5Z80


00―彼女―

あの時、私は只の平凡な一高校生に過ぎなかった。

普通の学校生活を送り、普通の退屈な授業を受け、普通の友人達と遊び、

普通の家族と団欒し、普通の食事をして、普通の五体満足の人間だったのだ。

右腕と一緒にお風呂へ入り、右腕で左腕を洗い、

洗面器を両手に持って溜まったお湯を頭から受ける。

食生活には不十分しておらず、麺類は嫌いでもなければ好きでもなかった、

実家が実家だったので私はそれでもよく食べていたほうだとは思うけれど、

それでも今のように半分以上が麺で私を構成していたとは思えない。

不自由なく、逆に自由に縛られていたとも言えるほど自由で、

気ままな日常と私は二年前まで共にしていた。

それが私の普通だった。

退屈なまでの普通だった。


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