過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/15(月) 22:18:08.95 ID:E6QKXXWS0
焦燥に突き動かされて反射的に口を開こうとした教師から、母親は突き飛ばすように手を離した。息を詰めた教師を指差して、女は甲高い声を上げた。

少女母「もういや! こんな無礼な男と話すことなんか何もないわ! 不愉快よ、あたしはこれで帰らせてもらうから、いいわよね!?」

教師が待て、というより先に、教頭が取りなすようなジェスチャーをした。

教頭「い、いえ、ご無礼は謝ります、どうかご容赦下さい! 今後は担任は外させますので、それでどうか許してくだされば――」

主任「そう、そうです、担任は多少、物事の分別がつかないところがございますので、我々もしっかり指導いたします。お心を鎮めて、もう帰るなどと仰られては、その……」

教頭に主任も追随した。阿るような卑屈な笑みを見て、少女の母親はことさら安心したように息を吐いてみせる。

少女母「……まあ、それならいいんだけど」

勝手に進行する会話に教師が待ったを掛けようとすると、教師以外の三対の眼が教師に突き刺さった。その中でもただ一人、嘲笑に目を細めた副担任が次のように言い放った。

副担任「――ということらしいですよ、先パイ? ここに居ても邪魔なだけだし、どっか行っといたほうがいいんじゃないですかぁ?」

そうだね、と応じたのは教頭だった。

教頭「こうなっては仕方ない、ここは私たちに任せなさい。なに、信用してくれて構わない、しっかり話をするからね」

教師「……私は彼女の担任なのですが」

教頭たちは物分りの悪い生徒を前にしたように顔を見合わせあって、さもおかしげに笑い声を立てた。

教頭「心配しなくても君には我々からしっかり伝えるよ。安心しなさい」

そうですか、と教師は答えるしかなかった。



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