過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/01(水) 01:03:48.92 ID:pQGk8Z2w0
噛みしめるような静けさを纏った少女は生きた彫像のようだった。その横顔にさっと光がかすめた。

雨は止んでいた。雲間から差し込む太陽の光が少女を照らしていた。
絵画のワンシーンのような光景に、教師は言葉も忘れて見入った。

そしてついに、教師は陽光が自分に差さなかったことに気が付かなかった。少女と教師の間、机を境として、世界は光と影に二分されていた。陽光の住人としてふさわしいのは少女ひとりであって、教師は後景に退く存在でしかない。

少女の住む世界に教師の居場所はない。それは誰にもどうにもできない、厳然とした事実だった。
終焉の足音はすぐそこに迫っていた。



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